――今回、4つのメイクをいろんな角度で表現しました。どれが一番好きでしたか？

ピンク色のウィッグを初めてつけたことが、すごく新鮮でしたね。“ドリーミー”というテーマだとお聞きしたんですが、この世界に自分が入り込むことができてすごく楽しかったです。

――自分に一番近いタイプはどれでしたか？

これは自分で言うのは恥ずかしいですね……（笑）。例えば、“ミステリアス”と言っても恥ずかしいし、“グッドボーイ”だと言っても恥ずかしいし……（照）。

――そこは堂々と言ってみましょう！

だとしたら、“グッドボーイ”ですかね？　優等生か、そうじゃないかと言われたら、優等生だと思うんです。あとはミステリアスで、唇に塗ったラメのリップはかなり新鮮でしたね。ラメは初めてでしたし、時間が経つほどにプルプルになってきますよって言われて、「そんなはずはない」と思ったんです（笑）。でも、鏡を見たら、どんどんプルプルになってきて驚きました。

――アイシャドウではどの色が印象的でしたか？

特にワインレッドが気に入りました。初めて挑戦した色でしたけど、すごくすてきでしたね。

――ライヴではどんな色のアイシャドウをつけているんですか？

オレンジと黄色が多いですね。韓国の方がこの色のシャドウを目もとにのせているのを見て、オレンジは顔色がよく見えるんだなって思ったんです。さらに僕は髪の色が明るいことが多かったので、そこに合わせてシャドウの色をのせていました。

――少し前まで黄色い髪色でしたよね。

はい。新曲に合わせて黄色にしていました。衣装も黄色だったので、明るいFANTASTICSを表現したんです。普段は、グループの中では金髪担当なんですよ。でも、新しいドラマ『Sister』の役作りのために、少し髪を暗くしました。またイメージが変わったので、この色も楽しんでいます。

――普段からしているアイメイクのこだわりはどんなことですか？

アイラインは昔から入れるようにしています。最近のFANTASTICSのライヴは、自分でメイクすることが多いんですよ。なので、メイクさんがやっていることを自分で勝手に盗んでやったりしています（笑）。あとは、眉毛はしっかりと描きますね。僕は離れ目なのがすごくコンプレックスでもあり、チャームポイントでもあるんです。なので、そこに気を付けてメイクすることが多いですね。

――今回の撮影のために何か準備をしてきたことはありましたか？

あまり水分を取らない“水抜き”をしました。大事な撮影の前や、頬をこけさせたいときは、撮影の24時間前から水分を摂らないようにするんです。果物や野菜からは水分を摂るんですが、直接飲まないようにしていて。今回、撮影でコーラを飲むシーンがあったんですが、水分を抜いていた分「こんなにおいしいんだ！」って思いました（笑）。。

――たしかに顔がいつも以上にシュッとしていますね。

よかった！　やってよかった～!!

――今回のDIORでメイクしたアイテムはホリデーコレクションということにちなんで、佐藤さんのホリデーの思い出を教えてください。

なんだろうな～。そういえば、クリスマスにディズニーランドに行くってすごくロマンチックじゃないですか。それをいつかやってみたいなって思っていたんです。そんな中、僕がディズニーさんとお仕事をさせてもらっていたことがきっかけで、去年のクリスマス当日にFANTASTICSのメンバー、勇征と颯太と慧人と僕の4人でディズニーシーに行きました。

――最高ですね！

本当に楽し過ぎて最高でした！　前日に音楽番組に出演させていただいたので、そのままディズニーの近くのホテルを予約して、4人で同じ部屋に泊まり、ご飯を食べて、お酒を飲んで、めっちゃ楽しかったんです。次の日の朝、一番に起きてディズニーシーに行き、最高に楽しみました。

――佐藤さんから提案したんですか？

はい。僕が「誰か行こうよ！」って言ったら、この3人が手をあげてくれて。一緒にアトラクションに乗ったりTikTokも撮影できたり、いい思い出になりました。

――すてきですね！　今度はランドの方に？

行きたいですね。クリスマスじゃなくても、みんなで行きたいです。

――ご家族でホリデーシーズンに行う習慣などはありますか？

今は年に1度しか会えていないですが、大晦日には小さな頃から家族4人でよく行っていた近所のカラオケに行きます。深夜まで歌って、帰って寝るというのがルーティンです。

――とっても仲がいいんですね。何を歌うんですか？

それが、みんなの歌を聴いているだけで、僕は家族の前では歌わないんです（笑）。ちょっと恥ずかしくて(照)。

――リクエストされませんか？

されます（笑）。でも、「嫌だ」って言って断って、決して歌いません（笑）。でも、ちゃんと盛り上げますよ！

――(笑)。ちなみに、ホリデーシーズンに、愛する人にプレゼントをするとしたら何がいいですか？

僕の苗字です。

――（現場がどよめく）

あはは(笑)！

――ちょっとなんですか、今の発言はドキっとしますね！

いや、「何がいい？」って言うのは恥ずかしいですから。「僕の名字です」は太字でお願いします（笑）。でも今は自分の名字のままでいたい人もいると思うので、お揃いの何かをあげたいですね。ネックレスでもいいですし。あ！　以前、NYLONさんとDIORさんで撮影したときにリップに名前を彫れるサービスがあって“TAIKI☆”と刻印してもらいましたよね！　ちなみに写真集などのイベントがあると、それとお揃いの名前入りのリップを持ってきてくれるファンの方々がいます。それはすごくうれしいです！

――身に着けるものがいいんですね。

そうですね。リップや、ネックレス、ブレスレットかな。

――それにしても、今回は佐藤さんの“初めて”の撮影がたくさんありましたね。

たくさんの初めてを奪われちゃいましたね（笑）。まずは、写真集以外で寝起きの設定からスタートするのが初めてだったのと、ウィッグをかぶり、アイメイクをした撮影も初めてだったのですごく楽しかったです。黒髪のロングヘアも衝撃を受けてもらえると思います。あとは、ムービーの撮影も楽しかったですね。自分の思い付きであふれる表現をそのまま映していただいて、すごく充実していました！

――本当に充実した撮影になりましたね。またぜひ登場してください！

ぜひ！　いつでもオファー、お待ちしています！（笑）

佐藤大樹／Taiki Sato

@TAIKI_SATO_OFFICIAL

1995年1月25日生まれ。埼玉県出身。2014年にオーディションを経てEXILEに加入。2016年にはFANTASTICSとしても活動を開始。2012年から俳優として活動し、2019年には映画『4月の君、スピカ』（大谷健太郎監督／2019年／イオンエンターテイメント）、2020年に映画『小説の神様　君としか描けない物語』（久保茂昭監督／2020年／HIGH BROW CINEMA）で主演を果たす。10月よりドラマ『Sister』(YTV)に出演中。

INFO

parfums christian dior
dior.com
03-3239-0618

STAFF

PHOTOGRAPHY: TAKESHI TAKAGI（SIGNO)
VIDEOGRAPHY: TOSHIAKI SAKURAI
VIDEO EDIT: YUKI FUJINAGA
GAFFER: TERRYMAN
STYLING: RYOSUKE SAITO
HAIR: ASAHI SANO
MAKEUP: RIINA（Y’SC）
EDIT: YURIKA NAGAI
INTERVIEW: KANA YOSHIDA
DESIGN: MIZUKI AMANO
CORDING: JUN OKUZAWA