CULTURE
2016.09.24
2014年09月号掲載 ED_LETTER vol.29『happy summer!』
ILLUSTRATOR 小澤麻美
今年で創刊12周年のNYLON JAPAN。創刊時からずっと続いている人気編集長コラム「letter from the editor」を、毎週金曜日にランダムで公開。編集長コラムと読者の方々からご応募いただいた素敵なイラスト&アートワークを、懐かしの出来事とともにお届けします!
ナイロン ジャパン編集長 戸川貴詞コラム
紫陽花をぼんやり眺めて歩いてると、独特の梅雨の匂いがその先に近づいてる夏を想起させるから、子供の頃から嫌いじゃない。夏が早く来てほしいのに、 来ちゃうとすぐ終わっちゃうから、もうすぐだなあって思ってる梅雨の時期は、雨のしっぱねと湿気にイラつきながらも、案外ワクワクしてたりするもんで。 happy summer!
でもそれも前提があって、のお話。
脚の骨がぽっきり、折れまして。えーーーっ!って感じだったけど、とりあえず寝て起きたら、やっぱり夢なんかじゃなく、右足の甲は他人のそれを見てるように、もはや昨日までのものとは全くの別物に。それは夏の訪れと同時にやってきた......。
ちょいちょいちょい。海も川も山も、いろいろ想像してたあんなことやこんなことも(7月号で書いた大っきなバイクでロックな人生をおくるための免許取得 も)、ちょっとした不注意でポキッといっただけで、全然楽しめない、どころか行けないとこもできないことも。いやいやいやいや、ないないないない。あー、 体が元気で健康なこと前提の2014夏の妄想は、いとも儚く消え去ったわけで。
って嘆いていても全治2カ月。治った頃にはすでに秋の気配......。アロンアルファじゃ骨はどうにもくっつきそうにないので、人生最初で最後(にしたい)「#骨折の夏」(インスタのハッシュタグにて)を満喫するため、違った角度から周りをじっーっと見渡して、もはや最高の夏!にするために、今まで使ったことのなかった脳の部分をフル回転して楽しみまくろう、とポジティヴシンキング。
初秋にはおそらく、右脚と左脚の太さが違う、松葉杖で逆立ちでもなんでもこなせる、ニュータイプの姿をみなさんにお披露目できるかと( ¯ ∇ ¯ * )
あ、僕の話はどーでもいいけど、アジアの女の子達は、紹介してる本誌が燃えちゃうくらいほんとに熱い!
ナイロン ジャパン編集長 戸川貴詞
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