CULTURE
驚きに満ちたミュージカル映画『BETTER MAN/ベター・マン』
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『BETTER MAN/ベター・マン』
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その映画の題材が実在する人物の場合、モデルとなった人の情報をインプットしてから映画を鑑賞したほうがいいのか、事前情報はなしで鑑賞してもいいのか。作品によって、また観る人が何を求めるかで選択肢は変わるので、迷いますよね。
『BETTER MAN/ベター・マン』は、視覚効果、音楽制作、コマーシャルの分野で輝かしい経歴を持つマイケル・グレイシー監督の最新作。ヒュー・ジャックマン主演の『グレイテスト・ショーマン』で映画監督デビューを飾り、最新作は劇映画としての監督2作目となります。
『グレイテスト・ショーマン』が好きな人は、もう何も考えずに『BETTER MAN/ベター・マン』観ちゃってください! 予備知識なしでもこの映画の世界観に没頭できるはずですから。余裕があったら事前にサントラをチェック! (すでにリリースされています)
タイトルとかサルのキャラクターとか、何となくこの映画が気になっている人は、主人公のロビー・ウィリアムスが何者なのかというのを知っておくといいかもしれません。ロビー・ウィリアムスは、1990年にボーイバンド「テイク・ザット」に加入しますが1995年に脱退、ソロ活動へ。音楽史上最も偉大な現役のエンターテイナーの一人です。
そんなポップスターの波乱万丈な人生をサルとして描いていきます。
なぜ“サル”なのか? って思いますよね。マイケル・グレイシー監督が言うには、ロビー・ウィリアムスが何度も自身のことを「サルのように」と表現したことがヒントになっているそうです。そこにウィリアムスが人と違う=特別な存在であるという意味も込められていると思います。
視覚的な驚きとして、見た目はリアルなサル、中身はロビー・ウィリアムス、芝居をしているのはジョノ・デイヴィス、という融合は映像だからこそできる表現。また、ポップスターを描きつつも、伝えたいメッセージは普遍的です。夢を追うことについて、ありのままの自分を愛し受け入れることについて描かれている。このミュージカル、なかなかの驚きに満ちています。
| 波瀾万丈度 |
★★★★☆
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| ミュージカル度 |
★★★★☆
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| サルのVFXに驚く度 |
★★★★★
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監督
マイケル・グレイシー
出演
ロビー・ウィリアムス
配給
東和ピクチャーズ
2025年3月28日(金)より全国ロードショー
Ⓒ2024 PARAMOUNT PICTURES. All rights reserved.
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