CULTURE
さらなるティモシー・シャラメの魅力『デューン 砂の惑星PART2』
『デューン 砂の惑星PART2』
映画を“観る”作品もあれば、映画を“体験する”作品もある。『デューン 砂の惑星PART2』は、間違いなく後者なのですが、体験型をバージョンアップさせたような“没入する”作品でもあります。あの世界に入り込むには、やっぱり大きなスクリーンで観るのが正解だと思うのです。
前作について、過去のレビューで「何この世界観!という感動を楽しんでほしい」と紹介していますが、今回のPART2では、タイトルにもある砂の惑星=砂漠のシーンが、どどーんと増えています。とにかく没入感がよりすごい!
砂漠の壮大さ、砂虫(サンドワーム)や戦闘シーンの迫力といった映像の凄さはもちろん、主人公ポールの成長と苦悩と葛藤、帝国間で繰り広げられる心理戦も描かれます。ポールとチャニ(砂の惑星デューンの民フレメンの戦士)の恋も発展しますし、なによりポールを演じるティモシー・シャラメのたくましさが光っている。
PART2から観ても話について行けるのか?という点については、OK!と言いたいところですが、砂の惑星デューンとはどんな惑星なのか、ポールの持つ能力について、先住民フレメンとは……など基本知識を入れるためにも1作目の鑑賞は必須。
物語は前作のラストの数時間後から始まるので、前作を観ている人も改めて見直してから行くと、あの世界観にすうっと入ることができると思います。
スクリーンの四方八方から飛んでくる刺激をいかに逃さずに受けとめられるか──。映画館で座って観ているのに、体験モードになって思考が忙しくなる、なんともアクティブな映画です。
運命の闘い度
★★★★☆
ラブストーリー度
★★★★☆
究極の駆け引き度
★★★★☆
監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
クレイグ・メイジン
出演
ティモシー・シャラメ
ゼンデイヤ
レベッカ・ファーガソン
ジョシュ・ブローリン
オースティン・バトラー
フローレンス・ピュー
デイヴ・バウティスタ
クリストファー・ウォーケン
スティーブン・ヘンダーソン
レア・セドゥ
ステラン・スカルスガルド
シャーロット・ランプリング
ハビエル・バルデム
配給
ワーナー・ブラザース映画
3月15日(金)全国公開
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