CULTURE
これは体験する映画!『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
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『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
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まるで自分自身が目の前のスクリーンの世界に入り込んだかのような、没入感を体験できる3D映像の映画。今では映画を3Dで観ることは珍しくないですが、ジェームズ・キャメロン監督が作り出す『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、やはり格別でした。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、5作までの構想があるシリーズ2作目。13年前に公開した『アバター』の続編です。
前作では、地球から遠く離れた星パンドラで、先住民ナヴィと、パンドラの資源(希少鉱物)を求める人間との闘いが描かれました。元兵士のジェイク(サム・ワーシントン)は、ナヴィの女戦士ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、ナヴィの仲間となり星の運命をかけて共に戦うことに──。
それから10年後の世界が続編で描かれます。ジェイクとネイティリは家族となり、子供たちと平和に暮らしていましたが、ある日、再び人類がパンドラに現れ、ジェイクは家族を守るため海の部族の元へ身を寄せる決断をします。神聖な森から神聖な海へ、今回の舞台は海です。
前作の森の世界の美しさにも圧倒されましたが、今回も見たことのない神秘的な海の世界を目にします。没入感は当たり前で、没入感のその先に待っている何とも新しい感覚に出会います。
そもそもジェームズ・キャメロン監督と海の繋がりは古く、そして深い。キャメロン監督は、3000時間以上の水中滞在記録を持つスキューバダイバーであり、幼い頃は海洋生物学者を目指していたそうです。また、過去には『アビス』や『タイタニック』でも海を描いてきました。今回の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、これまでの技術、さらにこの映画を撮るために開発した技術、さまざまな技術で海の世界を描いています。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観て、改めて思ったのは、これは観るというよりも体験するという表現があっているということ。後々、DVDや配信で観ることはできるとは思いますが、この映画は特に、映画館でしか体験できないものでできている。見たことのない海の世界、目撃してください。
| 没入感度 |
★★★★★
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| 海の世界の神秘度 |
★★★★☆
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| 家族の繋がり度 |
★★★★☆
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監督・製作・脚本
ジェームズ・キャメロン
製作
ジョン・ランドー
出演
サム・ワーシントン
ゾーイ・サルダナ
シガーニー・ウィーバー
配給 ウォルト・ディズニー・ジャパン
12月16日 (金) 全国劇場にて公開
ⓒ 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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