CULTURE
この季節に観たい!心があたたまる群像劇『ハッピーニューイヤー』
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『ハッピーニューイヤー』
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年末が近くなると観たくなる映画ってありますよね。たとえば『ラブ・アクチュアリー』とか『ニューイヤーズ・イブ』、『NOEL ノエル』のような群像劇。クリスマスや大晦日、新しい年を迎えるという特別な季節感を味わいたい、というのも観たくなる理由のひとつだと思います。過去に観ていたとしても、現在の自分の状況によって共感する点が以前と変わることで、違う視点で観ることができる。だから繰り返し観ても何かしら新鮮さがあるんですよね。そんな群像劇に新しく加わるのが、韓国映画『ハッピーニューイヤー』です。
この映画の場合は、ホテル〈エムロス〉を中心に、そこで働く人、訪れる人など14人の恋と愛が描かれます。15年間も男友達への告白をためらっているホテルのマネージャー、イケメンで優秀だけどちょっぴりクセのあるCEO、新米ハウスキーパーとして働く夢破れたミュージカル女優、毎週土曜日にホテルのラウンジでお見合いをする整形外科医、下積みを経てついにスターの座へ登り詰めた人気アーティスト……多様なキャラクターが登場します。
「多様なキャラクターが織り成す感情を、観客の皆さんに共感してほしい」と語るのは、ラブストーリーの名手と言われるクァク・ジェヨン監督。『猟奇的な彼女』や『ラブストーリー』を送り出した監督が、今回初めて群像劇に挑戦。クァク・ジェヨン監督作が好きな人は、確実にこの『ハッピーニューイヤー』、ハマります!
一方で、この手の群像劇は似たり寄ったりのストーリー展開で新しさが足りない、という人もいるかと思います。たしかに、ざっくり言えば韓国版『ラブ・アクチュアリー』ですが、『ハッピーニューイヤー』の物語を紡ぐ14人の設定には、それぞれ個性があって、初々しい恋もあれば、長い年月を経て確認する愛もある。友情のような愛もある。観たことあるようだけど、やっぱり新しい物語なんです。そして14人のニューイヤーを受け取ることで、観る人自身も幸せになるための勇気をもらえる。とっても温かい映画です。
| 自分も誰かに思いを伝えたくなる度 |
★★★★★
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| 豪華で多彩なキャスティング度 |
★★★★☆
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| ある俳優がカメオ出演でびっくり度 |
★★★★☆
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監督
クァク・ジェヨン
出演
ハン・ジミン
イ・ドンウク
カン・ハヌル
ユナ(少女時代)
ソ・ガンジュン
イ・ジヌク
配給 ギャガ
12月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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