CULTURE
こんな映画観たことなかった! と驚くフレンチミステリー『パーソナル・ショッパー』
『パーソナル・ショッパー』
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主人公のモウリーン(クリステン・スチュワート)は、パリでパーソナル・ショッパーとして働いている。世界中を飛びまわっているクライアント、キーラの代わりに洋服やアクセサリー、靴を買い付けるのが主な仕事だ。ファッションセンスは抜群、キーラからの信頼も厚く、合い鍵を使って彼女の自宅の出入りも自由。そんなセレブのためのパーソナル・ショッパーという職業を描きながら、物語はファッションからミステリーへと表情を変えていく。
ことの始まりは、モウリーンの双子の兄ルイスが亡くなったことだった。モウリーンとルイスには特別な力があり、お互いに死んだときはサインを送ると約束をしていた。けれど、兄が死んでから3ヶ月経ってもサインを受け取れずにいた。ある日、モウリーンの携帯電話に差出人不明の奇妙なメッセージが届く。それはルイスからのサインなのか? やがてモウリーンは、不可解な出来事に巻き込まれていく。
この『パーソナル・ショッパー』で初めてオリヴィエ・アサイヤス監督の作品と出会う人にとっては、もしかすると少々難解だと思うかもしれない。アサイヤス監督が「この映画で描きたかったのは、私たちが生きている世界のリアリティと、自分たちのイマジネーションを繋ぐことです」と語っているように、モウリーンに起こること=リアリティ、モウリーンが考えたり感じたりしていること=イマジネーションに振り回される。それがなんとも面白い。なかなかお目にかかれないミステリーだ。
ファッション度 |
★★★★☆ |
サスペンス度 |
★★★★☆ |
物語の難易度 |
★★★★☆ |
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監督
オリヴィエ・アサイヤス
出演
クリステン・スチュワート
ラース・アイディンガ―
シグリッド・ブアジズ
配給
東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
【2016年/英語・フランス語/1時間45分】
2017年5月12日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開
©2016 CG Cinema – VORTEX SUTRA – DETAILFILM – SIRENA FILM – ARTE France CINEMA – ARTE Deutschland / WDR
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