CULTURE
地味な女子高生が美しき連続殺人鬼に!?『ザ・スイッチ』
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『ザ・スイッチ』
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何かのきっかけで、AさんとBさんが入れ替わってしまう──入れ替わり=ボディスイッチ映画は数多く存在しますが(つい最近も連ドラ『天国と地獄〜サイコな2人〜』がありましたね)、すでに存在しているけれど中身は決して同じじゃなくて、どんな設定で入れ替わるのかによって観たことのない映画になります。
『ザ・スイッチ』の場合は、目立たないけど心優しい女子高生が、中年男の殺人鬼と入れ替わってしまう! という悪夢のような設定。性別も年齢も環境も異なる相手と入れ替わることで起きるドタバタ感、ホラーとコメディのバランスがとても良く配分されています。
物語の始まりは13日の金曜日(こういう遊び心も楽しい!)、女子高生ミリー(キャスリン・ニュートン)は連続殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)に襲われて、刺されて、殺されてしまった!? と思ったら、幸いにも一命を取り留めていました。しかし! 目覚めて鏡を見ると、そこには自分を襲った殺人鬼ブッチャーの姿が! ブッチャーがミリーを刺した短剣は古代文明から受け継がれてきた謎の短剣で、刺された瞬間に何かが起き、殺人鬼と入れ替わるという最悪の事態になってしまったわけです。
24時間以内に入れ替わりを解除しないと、一生元の体には戻れない! けれど、女子高生の体を手に入れたブッチャーは、誰も殺人鬼だと思わないことをいいことに学校で惨殺しはじめ……。一方、ミリーは指名手配犯である連続殺人鬼の体のせいで、思うように行動できず……。無事に元に戻ることはできるのかが描かれます。
この映画の監督・脚本はクリストファー・ランドン。以前、紹介した『ハッピー・デス・デイ』とその続編『ハッピー・デス・デイ 2U』の監督です。前作ではシリアルキラーとタイムループを結びつけた学園ドラマを、そして今回はホラーとコメディを結びつけたボディスイッチ映画、しかもタイムリミット付き。あのホラーの帝王スティーブン・キングも絶賛するこのホラー・コメディ、怖いです、面白いです!
| ミリーの親友たちも素敵キャラ度 |
★★★★☆
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| ミリーの成長物語でもある度 |
★★★☆☆
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| キャスリン・ニュートンの可愛さ度 |
★★★★★
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監督
クリストファー・ランドン
出演
ヴィンス・ヴォーン
キャスリン・ニュートン
アラン・ラックほか
2021年4月9日(金)全国ロードショー
©2020 UNIVERSAL STUDIOS
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