CULTURE
北村匠海×小松菜奈×吉沢亮が兄妹役で共演!『さくら』
『さくら』
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北村匠海、小松菜奈、吉沢亮──この3人が兄妹を演じる、もうそれだけで「観たい!」と興味をそそられると思いますが、いざ映画を観てみると「なんて奥深いんだろう」「なんて切ないんだろう」「それでも人は生きていくんだな……」と、登場人物たちが抱えるさまざまな想い、感情に心を揺さぶられる。ものすごい揺さぶりを体験する映画だと思うのです。
原作は、西加奈子の同名ベストセラー小説。その物語のなかに「私の映画史がすべて入っている」と、矢崎仁司が監督をつとめています。この映画『さくら』を気に入ったのであれば、矢崎監督のこれまでの映画、特に『風たちの午後』『三月のライオン』『無伴奏』は『さくら』に通じる愛のカタチが描かれているので、機会があればぜひ。
登場人物は、兄の一(ハジメ/吉沢亮)、弟の薫(北村匠海)、妹の美貴(小松菜奈)の3兄妹と彼らの両親、そして愛犬サクラです。ヒーローのような存在だった一の死をきっかけに、父は家を出て音信不通になり、薫は家を離れて東京の大学に進学し、長谷川家はバラバラになってしまいますが、一の死から2年後の年末、壊れかけていた家族をもう一度つなぐ奇跡のような出来事が……。
5人と1匹の長谷川家を中心に、日々の幸せ、悩み、初めての恋、愛するがゆえの葛藤など、普遍的な日常のなかにある決してきれいごとじゃない感情を包み隠さず映し出していきます。ときに残酷なまでに。
感情が見える。感情を浴びる。理解し難い感情であってもその感情が伝わってきて、そして深く考えさせられる。ものごとの受け止め方、気持ちの受け止め方、感受性が強くなるような、そんな力がこの物語にはあって。繰り返しになりますが、ものすごい感情の揺さぶりを体験する映画です。
ユーモアもあふれている度 |
★★★★☆
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サクラ役、ちえの演技力度 |
★★★★★
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ギョーザを食べたくなる度 |
★★★★☆
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監督
矢崎仁司
脚本
朝⻄真砂
出演
北村匠海 小松菜奈 吉沢亮 小林由依(欅坂46) 水谷果穂 山谷花純 加藤雅也 趙珉和 寺島しのぶ 永瀬正敏
2020年11月13日(金)全国公開
配給
松竹
©⻄加奈子/小学館
©2020「さくら」製作委員会
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