CULTURE
古典的なのに新しいゾンビ・コメディ『デッド・ドント・ダイ』
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『デッド・ドント・ダイ』
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今週は新作映画を紹介します! ピックアップしたのは『デッド・ドント・ダイ』、ジム・ジャームッシュ監督によるゾンビ・コメディです。
ひと昔前まではゾンビ映画というと、カルトムービー的なジャンル映画という立ち位置でしたが、いまでは映画でもドラマでもゾンビを題材にした作品が数多く作られていますよね。米ドラマ「ウォーキング・デッド」なんてシーズン11の製作が発表された10年選手です。
そんななかでジム・ジャームッシュ監督の新作がゾンビ映画と聞いて、実はちょっと驚きました。『コーヒー&シガレッツ』や『パターソン』など、お洒落映画のイメージの強い彼がゾンビ映画?と。ですが、『デッドマン』はウエスタン、『ゴースト・ドッグ』はサムライとギャング、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』はヴァンパイア……言われてみれば、ジャンル映画と言われる作品もたくさんありました。ただ、ジャームッシュ監督にかかると、ジャンル映画もジャームッシュ風になる、当たり前と言えば当たり前ですが、良く知られた題材をオリジナリティある映画として完成させるって、やっぱり凄いと思うんです。
新作の『デッド・ドント・ダイ』は、ゾンビ映画の第一人者であるジョージ・A・ロメロの名作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』にオマージュを捧げているとあって古典に近い雰囲気ですが、ユニークなのは、現代の世相を反映していること。スマホ画面に見入って歩くちまたの“スマホ・ゾンビ”にインスピレーションを得て、コーヒー・ゾンビ、シャルドネ・ゾンビ、Wi-Fiゾンビ、ギター・ゾンビ……など物欲に従って行動するゾンビがとても面白く描かれています。
キャストも──『ゴーストバスターズ』『ゾンビランド』のビル・マーレイ、『パターソン』『スター・ウォーズ』新3部作のアダム・ドライバーをはじめ、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、セレーナ・ゴメスなど、豪華です。
アメリカの田舎町に突如あふれ出したゾンビたちに、ビル・マーレイとアダム・ドライバーの警官コンビが立ち向かう! ストーリーはシンプルですが、いろんな設定にいちいち笑える、楽しいゾンビ・コメディです。
| 警官コンビの会話が面白い度 |
★★★★☆
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| ゾンビのチャーミング度 |
★★★★☆
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| 自分は何ゾンビになるか考える度 |
★★★☆☆
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監督・脚本
ジム・ジャームッシュ
出演
ビル・マーレイ
アダム・ドライバー
ティルダ・スウィントン
クロエ・セヴィニー
スティーヴ・ブシェミ
ダニー・グローヴァー
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ロージー・ペレス
イギー・ポップ
サラ・ドライバー
RZA
キャロル・ケイン
セレーナ・ゴメス
トム・ウェイツ
配給
ロングライド
6/5(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
© 2019 Image Eleven Productions Inc. All Rights Reserved.
photo
Credit : Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions Inc.
Credit : Frederick Elmes / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
© 2019 Image Eleven Productions Inc. All Rights Reserved.
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