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6月のtokyo it girl beautyは“Summer is Here!”がテーマ。

より一層夏が楽しくなるメイクをレクチャー。

vol.3は女優として活躍する齊藤英里が、ヘルシーでハンサムなツヤフェイスに変身!

クリームタイプのハイライトをまぶたに仕込んで、ツヤ感を加えたところがポイント♡

a.フェイスカラー:シルクハイライター 8H03 ローズ ¥4,400 shiro/ローレル

b.フェイスカラー:シアチークバター 8I01 ヌードベージュ ¥4,200  shiro/ローレル

c.アイカラー:スモール アイシャドウ × 12 デザート ライトニング<限定品> ¥9,000 M・A・C/メイクアップ アート コスメティックス

1.aをアイホール全体にのせる。

2.bを1の上から重ねてアイホールにのせる。

3.cの上段左から2番目(FRESH INNOCENCE (F))を下まぶたの黒目下に点置きで入れる。

4.aを目の下の頬骨にのせる。

5.bを唇に指でポンポンと置くようにのせる。

ボディースーツ¥7,800、ボトムス¥38,000(共にDIESEL/ディーゼル ジャパン)、シューズ¥7,590(PIN NAP/ピンナップ)、アクセサリー スタイリスト私物

SHOP LIST

ディーゼル ジャパン 0120-55-1978

ピンナップ 03-3470-2567

INFO

ローレル 0120-275-606

メイクアップ アート コスメティックス 03-5251-3541

齊藤英里

2000年5月29日生まれ。千葉県出身。

中学2年の時にスカウトされ、俳優を目指しながらモデル活動を行う。

2018年Abema TV番組「オオカミくんには騙されない」レギュラー出演を機に、第五回日本制服アワード「日本一制服の似合う女子高生」グランプリに選ばれる。

テレビ朝日戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」、東映2時間ドラマテレビ朝日「死命」、テレビ大阪ドラマ「グッド・バイ」、短編映画『VR職場』などにも出演した。

ヒロインを演じた映画『沈めるこころ』の舞台挨拶・上映が、6月21日(金)19:00〜、22日(土)14:00〜イオンシネマ茅ヶ崎で開催される。

7月29日(月)には「TGCteen2019Summer」にも出演予定。

Instagram @eri_saito529

MODEL: ERI SAITO(DERIVE)

PHOTOGRAPHY&VIDEO: TOSH SHINTANI

STYLIST: MIKI SHIMIZU

HAIR&MAKEUP: KANAKO

TEXT: YUKA SAKAMOTO

EDIT: YURIKA NAGAI, KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



WEEKEND TIPS #03

週末にトライしたい3ステップHOW TOをレクチャーする連載『WEEKEND TIPS』。今回は、トレンドのデザインを取り入れた簡単セルフネイルTIPSを4週にわたってご紹介。 

vol.3は、ロングのクリアチップを使ったピアスネイルをお届け。ジェルネイルがなかなかできないガールは必見!

ラメポリッシュでベースを塗る。

クリアチップを好みの長さに調整して、
ベースカラーの上にオン。

穴をあけて、ピアスのパーツをつけたら完成!

ホラー グラフィックゲット アウト オブ マイ スペース ¥2,000(NAILS INC/TAT Inc.)、 他ネイリスト私物


上から シルバーリング(O THONG THAI/エムエイティティ)、スネークブレスレット ¥21,250、ワープブレスレット ¥69,000(SWAROVSKI/スワロフスキー・ジャパン)

SHOP LIST
アスワロフスキー・ジャパン(カスタマーサービス) 0120-10-8700
エムエイティティ INFO@THE-MATT.COM


STAFF
NAILIST CHINATSU(@NAVYHOUSE.NAIL
PHOTOGRAPHY: MIE NISHIGORI(CAELUM)
EDIT: MARIKO TANAKA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING:JUN OKUZAWA



新星K-POPグループNTB、キャラディネートと出会う

5月に行われた世界最大級のK-POPカルチャーフェスティバルKCON 2019 JAPANにも出演し、今最も勢いを増しているダンス&ボーカルグループNTBがNYLON JAPANに初登場! 今回は、キャラクターアイテムをコーディネイトに組み込む“キャラディネート”に挑戦してもらったよ。MARVELのアイテムを使ったストリートライクなコーディネイトをぜひあなたも真似してみて♡

『スパイダーマン』のバッグには
モノトーンコーデがマッチ

ヨンボは鮮やかなレッドが目を惹く『スパイダーマン』のショルダーバッグをチョイス! バッグの存在感を引き立たせるモノトーンなコーデが正解。

bag¥12,000 by poneycombtokyo others stylist's own

様々なファッションに溶け込む
カセットテープ型バッグ

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のなかに登場するカセットテープのバッグをスポーティカジュアルに取り入れたジェハ。バッグは収納力が抜群なので夏の旅行にもぴったり!

bag¥14,000 by danielle nicole/poneycombtokyo others stylist's own

『デッドプール』のバッグは
とことんポップなコーデに
落とし込む

ヒョビンはTシャツ×デニムのコーデにポイントで『デッドプール』のバッグをオン。Tシャツとバッグのロゴのイエローがリンクしてgood。

bag¥12,000 by danielle nicole/poneycombtokyo others stylist's own

雑誌NYLON JAPANに初登場のNTB。彼らが日本語だけで答えてくれたインタビューでは、グループのコンセプトである“やんちゃでいたずらっこ”な一面も見せてくれたよ♡ 本誌ではWEBに掲載していないインタビューを見ることができるので要チェック!

ー今日の撮影の感想を教えてください。

JAEHA(以下J):今日はファッション雑誌の撮影ができて、本当にうれしかったです。これからもっと一緒に撮影していきたいです。最初は緊張してどうすればいいかなと思ったけど、スタッフの皆さんが優しくて、僕達に力をくれたから、頑張れました。本当にありがとうございます。
YOUNGBO(以下Y):僕達はファッション雑誌の撮影が初めてだったので緊張してましたけど、現場の雰囲気がめっちゃよかったのでリラックスしてました。僕達の舞台ではいつも僕達が主人公なんですけど、ファッション雑誌の撮影は、僕達より物とかファッションが主人公だと感じました。だからいつもとはちょっと違うと思いました。
HYOBIN(以下H):こういうヘアメイクは初めてでした。最初は慣れなくて「これ、何かな」って思ったけど、写真で見るとすごいいい感じで。いい経験になりました。ありがとうございます。

ー今日キャラディネートで取り入れたMARVELは好き?

J:僕は『アベンジャーズ』が好きです。『スパイダーマン』と『アイアンマン』と『ハルク』も! 全部好きです。
H:僕は昨日初めて見ました(笑)。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』。シリーズがすごく多いから、どこから見始めようか迷ってて。順番を調べてみ始めました。今日は撮影が終わったら家で『アイアンマン』を見ます。
Y:僕は順番じゃなくて、有名な作品を選んで見たりします。最近映画が公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見る前には全シリーズ見たいから、今はちょっと見てないけど、僕もMARVELが好きです。

ープライベートではどんなファッションをしていますか?

H:シンプルでモノトーン。カラフルなのはあんまり着ない。普通の生活の時はあまり注目されたくないし、普通に生活したいから、髪の毛もあんまり染めない。
Y:僕は、ファッションのセンスがあんまりないですから、黒とか白とかばっかりです。でも最近は、スタイリストが色々な服を着せてくれるから、「あ、こういうのもいいかも。普段もこれ着てお出かけできそう」って色々な洋服にチャレンジしてる。
J:僕はラフなのが好きだから、スポーティなテイストが好き。アディダスとかナイキとかもよく着る。

ー日本に長期滞在していた時、よく遊んでた場所はどこですか?

Y:3月の公演の時に中目黒に行きました。春だったから、桜を見に行って、たくさんの桜期待していったけど、桜よりも人が多すぎてちょっとびっくり! あと、龍の家っていうつけ麺屋さんが好きでよく行きました。
H:原宿はファッションの街で、みんながハイファッションを着て歩いてる。みんな本当にかっこいい。韓国にはいないようなファッションの人がいっぱいで。日本が韓国よりも先を行っているっていう話はよく聞くけど、その流行が原宿から出るんだって実感するくらい。だから、僕は行かない。

ー行かないんですね(笑)。

H:行ったけど、そんなスタイル、ファッションのレベルを見たら、僕は行けない。だからいつも新宿にいます。
Y:韓国人の話は最後まで聞こう(笑)。
J:僕はあまり家から出れないですけど、ショッピングする時は原宿に行って、靴とか、パンツとか、ブランドものの服を買いました。それが3年前。今は洋服は全部ネットで買ってます。でも、行きたいところがあります、秋葉原。『弱虫ペダル』っていうアニメを見て、主人公がいつもいきたいところがアキバだから1回行きたいです。なんかコスプレとかあったらそれもしたい。

ーみなさんもコスプレしたいですか?

J:したい、『犬夜叉』の!

ー韓国のおすすめスポットは?

H:弘大(ホンデ)。最近行ってないけど(笑)。そこにはバスキングという路上ライヴの文化がある。だから、その文化を感じて、若い子の情熱を見てほしい。
Y:僕はまだ行ったことがないんですけど、日本のファンに「韓国に行ったらどこに行きますか?」って聞いたら延南洞(ヨンナムドン)が、綺麗な街だって聞きました。カフェとか、美味しいカフェとか、コーヒーが美味しいカフェとか、綺麗なカフェがたくさんあります(笑)。
J:僕は仁川(インチョン)。空港から近いから。あと僕は出身が仁川の人です。仁川の月尾島(ウォルミド)があるんだけど、そこは料理も美味しいですね。あと、海も。

ー綺麗なんですか?

J:綺麗じゃない(笑)。

bag¥12,000 by poneycombtokyo

bag¥14,000 by poneycombtokyo

bag¥12,000 by poneycombtokyo

ストリートムードな『スパイダーマン』のキャップ

白Tにキャップはストリートボーイの鉄則。シンプルな白Tとキャップはもちろん『スパイダーマン』のもの♡

cap¥3,500 long sleeve t-shirt¥4,800 by poneycombtokyo

毎日着けたいシルバーネックレスは
大好きな『グルート』

シルバーアクセはひとつお気に入りを持っておきたい。ニュースタンダードに『グルート』がさりげなく光るネックレスはいかが?

necklace¥2,400 by poneycombtokyo shirt and t-shirt stylist’s own

シンプルなセットアップに『デッドプール』のスニーカーを

『デッドプール』のスニーカーを主役に、グレーのセットアップで足もとにインパクトのあるコーデが完成。スニーカーフリークのみんなは絶対GETして!

sneakers¥17,000 by poneycombtokyo others stylist’s own

ー好きな女性のファッションは?

Y:難しいですね。
J:本当難しいですね。
H:ちょっと幼い少女みたいなフリフリとかそういう感じはあんまり好きじゃなくて、もっと女性っぽい感じが好き。
Y:僕は、さっきも言ったけど、本当にファッションのセンスがないですから、これがいいとかあんまりないです。自分に似合う服を着たらいいと思います。
J:僕もヨンボさんと同じですけど、あまりファッションは関係がないです。自分に似合うファッションがいいんじゃないかなって思います。でも、テニススカートは好き。なんか、綺麗に見えます。

ーパフォーマンスする時に気をつけていることは?

J:パフォーマンスする時は3人のラインがいちばん重要だと思います。それは2人に合わせてもらって作っています。
Y:ジェハが3人の中でいちばんダンスが上手いから、僕達がわがままにやるよりも、ジェハが僕達に「ここを直して、これをこうしましょう」と言ったら、僕達がそれに合わせるようにしてる。

ー今後の目標は?

J:僕達NTBをもっといろんな人に知ってもらいたいです。まだ僕達は新人だから、もっと有名になりたい。これは本当に夢ですけど、武道館と東京ドームで単独公演をしたいです。
Y:僕達の夢は、どんな大変な状況でも負けずに、もっともっとファン達の力になるように、幸せを与えられるように、僕達がみんなを明るい気持ちにしたいです。
H:僕達NTBがみなさんと会う度に、どんどんステップアップする姿を見せたいです。

ー7月1日にMAGNET by SHIBUYA109で行われるファンミーティングについて意気込みをどうぞ!

H:7月1日に、僕達が本当に良いイベントを準備しているので、みなさんもし機会があったら来てください! あとNYLONの雑誌も応援よろしくお願いします。
Y:みなさん! 2019年の半分が終わって、7月1日に僕達のイベントがあります! 新しい年号がスタートする年ですから、2019年半分を振り返って、僕達とNYLONが一緒に素敵なイベントを準備したので、みなさん僕達に会いにきてください。
J:僕達がNYLON JAPANに出ました。本当にいい経験でした。あと、僕達が7月1日に特別なイベント準備したから、これを見た人は絶対参加してください。僕達が待ってます!

cap¥3,500 by poneycombtokyo

long sleeve t-shirt¥4,800 by poneycombtokyo

necklace¥2,400 by poneycombtokyo

sneakers¥17,000 by poneycombtokyo

対象商品を購入した方限定で、7月1日にファンミーティングを開催。詳細をチェックして、ぜひ参加してね!

サイン入りチェキを5名様にプレゼント!

<応募期間>
2019年6月14日(金)~2019年7月13日(水) 

INFO

poneycomb tokyo
poneycomb.tokyo/

STAFF CREDIT

MODEL: JAEHA, YOUNGBO, HYOBIN(NTB)
PHOTOGRAPHY: MELON
STYLING: AI SUGANUMA
HAIR&MAKEUP: KATO
EDIT: MAYA MIYASAKA
INTERVIEW: KAHO FUKUDA
DESIGN: FUYUKO MANOME
CODING: JUN OKUZAWA
SPECIAL THANKS: KIYORI MATSUMOTO(KPOPSTARZ)



性のお悩みを読者から大募集!

SEXやフェティシズムなど人にはなかなか聞けない、ちょっと真面目で大胆な大人の講義が始まります。そこで芸能界の性のエキスパート(スペシャルゲストは改めて発表いたします)に読者の皆さんのお悩みを解決していただきます。

 

もしかしたら、私って変なの!? と思っている疑問も、実はそうではないこともあるかもしれませんよ♡



今月は“Summer is Here!”がテーマ。

本格的な梅雨シーズンが到来して雨の日が続くけど、
ひと足先に夏を感じるメイクで気分アップ♡

vol.2はモデルや女優として注目を集める永尾まりやが、ヌーディメイクにトライ!

目力を強調する下まぶたのインラインや、日焼けしたようなCゾーンのハイライトがポイント。

a.アイカラー:トリオ ブリック パレット 553 アース キャンバス<6月14日限定発売> ¥7,700 パルファン・クリスチャン・ディオール

b.アイカラー:スモール アイシャドウ × 12 ナチュラル バイス<限定品> ¥9,000 M・A・C/メイクアップ アート コスメティックス

c.アイカラー:がごめ昆布アイライナー モカブラウン 8I02 ¥3,800 shiro/ローレル

d.アイカラー:イグナイト ワンダー フェイス パレット<限定品> ¥7,500 M・A・C/メイクアップ アート コスメティックス

e.フェイスカラー:エレクトリック ワンダー イリデサント パウダー セレニティー シーカー<限定品> ¥5,000 M・A・C/メイクアップ アート コスメティックス

1.aの上のベージュを、アイホール全体にのせる。

2.bの中段左から2番目(CORK(S))を、目頭から中央までのせる。

3.aの中央のゴールドを下まぶたに入れる。

4.cで下まぶたの粘膜部分にインラインを引く。

5.dの下段一番左(GIRL WONDER)を、頬骨の上から下へ置く。

6.eをフェイスラインの上から下へ入れる。

トップス¥4,590(vintage/ピンナップ)、ショーツ¥2,500(X-girl/エックスガール ストア) 、ボトム¥42,000(DIESEL/ディーゼル ジャパン)、シューズ、イヤリング共にスタイリスト私物

SHOP LIST

エックスガール ストア 03-5772-2020

ディーゼル ジャパン 0120-55-1978

ピンナップ 03-3470-2567

INFO

パルファン・クリスチャン・ディオール 03-3239-0618

メイクアップ アート コスメティックス 03-5251-3541

ローレル 0120-275-606

永尾まりや

1994年3月10日生まれ。神奈川県出身。25歳。

2016年にAKB48を卒業後、『Scawaii!』『LARME』のレギュラーモデル、グラビア、女優として活躍中。

現在は、MBS/TBS系列ドラマ「都立水商~令和~」にレギュラー出演中。

長編VRドラマ「ハナビ:HANAtypeB」では主演も務める。

Instagram @mariyagi_san

MODEL: MARIYA NAGAO(IRVING)

PHOTOGRAPHY&VIDEO: TOSH SHINTANI

STYLIST: MIKI SHIMIZU

HAIR&MAKEUP: KANAKO

TEXT: YUKA SAKAMOTO

EDIT: YURIKA NAGAI, KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



新たな時代を切り開くアーティスト達

オリジナルにこだわり、新しいものを作る。
今いちばんかっこいいのはそうやって新しいサウンドを世のなかに発信する若者達。
NYLON JAPAN7月号では、純粋に音楽を愛し、
人々に“良い”音楽を届ける今いちばんプッシュしたいニューアーティストを取材。
ここでは、彼らが自分の曲から3曲チョイスし、
どういう時にリスナーに聞いてほしいか教えてくれたよ!

ARTIST FILE_6
アーロン・テイラー
@IAARONTAYLOR

「Blue」

「とにかく何もかもうまく行かなくて、気分が下がっていたり、自分のなかで迷いがある人達に聴いて欲しいな。きっとこの曲を聴いたら何かしら答えに導いてくれると思うんだ」

「Breakfast」

「朝、仕事の準備をしている時に、もう全部投げ出してただただ下着のまま鏡の前で自由に踊っていたい! みたいな時あるでしょ? そういう時に聴いて欲しい。きっと前向きな気持ちにさせてくれると思う」

「I Think I Love You Again」

「仕事帰りにすごく疲れている時にいい曲。“大丈夫だよ”って背中をさすってくれるような、そんな曲になってるよ」

ARTIST FILE_7
崎山蒼志
@SOUSHICLUB

「夏至」

「夏を思い出したい時に聴いて欲しい」

「国」

「寂しさをなくしたい時に聴いて欲しい」

「五月雨2018.09.16 NEW ACOUSTIC CAMP 2018 -VIA stage-」

「気持ちを高揚させたい時に聴いて欲しい」

ARTIST FILE_8
ルビースパークス
@LUBYSPARKSBAND

「Perfect」

「誰かとの別れを経験した後に聴いて欲しい曲です。完璧だと思っていた自分たちが崩れた時を書いた詞なのですが、忘れたくても忘れられないこと、平気なフリをしていても内心にある苦しみに気付いた時に聴いてほしい」

「Cherry Red Dress」

「“あの夏のこと”を思い出しながら聴いて欲しい曲。帰り道を歩きながら、ふと昔の思い出に浸りたい時などにおすすめ。今はもう自分の近くにはないものや人、自分だけがその時に取り残されている、そんな気分を歌いました」

「Look on Down from The Bridge」

「何もかも忘れたい時に聴いて欲しい曲。アメリカのスローコア・デュオ、Mazzy Starのカバーです。音源はもちろんのこと、ライヴで演奏する時は、この曲は一際ギターを爆音にしてフィードバックノイズでライヴを締めくくります。嫌なことがあった時にぜひ部屋を真っ暗にして大音量でこの曲を聴いてほしい」

ARTIST FILE_9
マーズ
@_MARS89

「Hydrophobia」

「廃墟を徘徊する時に聞いて欲しいかな(笑)。 そんなタイミングなかなかないと思うけど、冷たい廃墟を彷徨ってるような気分になりたい時にどうぞ」

「Throbbing Pain」

「マインドトリップ用。これも彷徨う系だけど、もっと精神世界の感じ。瞑想のお供に是非。MVは360°の映像になってるからヘッドセットつけて楽しんでもらえると良いかも」

「Facehugger」

「怒りや無力感に包まれた時にこの曲を聴きながら戦って欲しいな。何かを打ち砕く時や抵抗する時のエネルギーをこの曲から得てくれたら嬉しい」

ARTIST FILE_10
ナツキ
@NTSKI

「1992」

「目まぐるしく日々は過ぎ、気がつけば私たちは大人になってしまった。悲しくて、しんどくて、身動きが取れないような瞬間はありませんか?そんなときは目を瞑って、自分を抱きしめて、生まれたままに戻ってみてください。この曲もその瞬間に一緒に聴いて欲しいです。」

「Fig」

「アダムとイヴが手にした禁断の果実はリンゴと言われていますが、様々な通説がありイチジクであったのではないかともいわれています。禁断の果実を手にした私たちの無垢は失われ、もう元に戻ることはできません。恋人と喧嘩した後はこの曲を聴いてください。」

「H S K」

「海の中に静かに潜ってしまいたいような気分のときに聴いて欲しいです。自分が人魚だったことを想い浮かべ、コタツの中でハーゲンダッツストロベリー味を食べながら作った曲です。「H S K」は「ハーゲンダッツ」「ストロベリー」「コタツ」の頭文字です。」

STAFF
PHOTOGRAPHY: MIRI MATSUFUJI for sirup, vava, luby sparks,
MELON for milet
SHUSAKU YOSHIKAWA for soushi sakiyama, ntski
MANON MACASAET for pretty sick
ALAN LEAR for ama lou
STEPHANIE ALCAINO for aaron taylor
YUKI AIZAWA for mars89
STYLING: MIKI SHIMIZU for milet
HAIR&MAKEUP: KATO(TRON) for milet
EDIT: SOTA NAGASHIMA, AMARU OHSHIRO for milet, aaron taylor, ama lou, pretty sick
DESIGN: AKIKO MIYASAKA
CODING: JUN OKUZAWA


イベント概要

日程:7月1日(月)19時~21時
会場:MAGNET by SHIBUYA109
東京都渋谷区神南1-23-10
出演者:NTB
参加条件、特典:PONEYCOMBの対象商品をお買い上げの方100名限定

コース説明

Aコース:30,000円(税抜) 限定15人

イベント参加券:うちわ(黒)
イベント当日 :
①ミニファンミーティングに参加できる(フォトタイム30秒付き)
②ハイタッチで会場から退場
③楽屋訪問できる(5人1組で10分)
④楽屋訪問時にうちわに3人からサイン
⑤好きなメンバーから1人に名前入れ

Bコース 10,000円(税抜)

イベント参加券:うちわ(透明)
イベント当日 :
①ミニファンミーティングに参加できる(フォトタイム30秒付き)
②退場時に本誌掲載ページに3人からサインもらえる
*NYLON JAPAN8月号はこちらで用意しております。

Cコース 5,000円(税抜)

イベント参加券:うちわ(白)
イベント当日 :
①ミニファンミーティングに参加できる(フォトタイム30秒付き)


※Aコースはお一人様1点までの販売とさせていただきます
※同じコースを複数お買い上げいただきましても、1コース分の特典となります。
※フォトタイムはコースごとに30秒撮影できます。
(重複のお客様は最大1分半となります。)

ショッピングイベントの楽しみ方について

PONEYCOMB TOKYO渋谷店舗販売にてショッピングイベントを実施いたします。ECでの販売及び電話による取り置き、予約は致しかねます。

入店について

 PONEYCOMB渋谷店は施設開錠の10:00以降になります。
 販売開始は10:00からを予定しております。

販売方法について

 6月15日(土)9:00よりMAGNET by SHIBUYA109正面入口にお並びのお客様を対象にショッピング整理券を配布いたします。
 前日からの徹夜待機等の禁止行為は自粛いただきますようご協力お願い申し上げます。
 お買い上げいただいたお客様へ、ショッピング整理券順にイベント参加券をお渡しいたします。



<Aコース>

・¥30,000(税抜)以上購入の方へ購入順で指定シート番号のA1〜A15をお渡し

 お客様お一人様につき1枚のショッピング整理券が必要となります。
 お連れ様分の代替取得はできません。
 イベント当日の座席は購入順に決められていますので指定の時間に起こしください。
 特典の楽屋訪問はイベント開始前に行います。
 7月1日(月)18:00-18:30を予定していますので17:45に来れる方のみご参加願います。
 この時間帯に来られない場合の払い戻しは致しかねます。

<Bコース、Cコース>

・Bコース ¥10,000(税抜)以上購入の方へ購入順でB1〜のイベント参加券をお渡し。

・Cコース ¥5,000(税抜)以上購入の方へ購入順でC1〜のイベント参加券をお渡し。

お客様お一人様につき1枚のショッピング整理券が必要となります。
 お連れ様分の代替取得はできません。
 イベント当日の座席はございませんのでスタンディングでの参加となります。
 7月1日(月)は18:40からイベント参加券順に入場できます。
 *お一人様1枚のみお渡しいたします

<ショッピングイベントに関するご注意>

※ショッピング整理券(番号付)は6月15日に限り配布いたします。
※お買い上げいただいたお客様へ、ショッピング整理券順にイベント参加券をお渡しいたします。
※ショッピング整理券の譲渡、転売は禁止です。お守り頂けなかった場合のトラブルについては一切の責任を負いかねます。
※MAGNET by SHIBUYA109への入場は10:00まで出来ませんのでご了承ください。
※お席・収容人数・ノベルティ・メニューには限りがございます。無くなり次第終了となります為、予めご了承ください。
※スタッフがご案内する前にお客様同士で形成された列は無効となりますので予めご了承ください。
※お連れ様の分の整理券の受け取り、場所取り、順番取りはご遠慮下さい。
※ご来場にあたり徹夜行為は固く禁じております。 危険ですので、会場内では絶対に走らないでください。
※ショッピングは、前のお客様のご購入個数によりご希望の商品を選べない、またはご購入いただけない場合がございます。
※怪我・盗難・事故・お客様同士のトラブルついては一切の責任を負いかねます。
※ショッピングイベントが中止になった場合でもご来場に関わる費用の負担はいたしかねますので予めご了承ください。
※売場を離れられた後の不良交換や後日のお問い合わせなどには対応いたしかねますので、予めご了承ください。
※お客様の都合による返品交換はできません。
※混雑状況によっては、待機列の場所を変更させていただく場合がございます。
※当日、やむを得ぬ事情によりショッピングイベントの内容、時間、運営方法が変更および中止になる場合がございます。
本イベントではスタッフの指示に従っていただきますようお願いいたします。
※施設への直接のお問合せはご遠慮ください。
※最新情報・変更情報等はNYLON.JP www.nylon.jp/PONEYCOMB01
にて随時、告知いたします。

★多くのお客様にお買い物を楽しんでいただけますよう、ご協力のほどお願いいたします。

イベント参加注意事項

<イベントについて>

●うちわ、「イベント参加券」はイベントに必ず持参ください。
「イベント参加券」のうちわを必ず持参ください。もし、忘れた方、紛失された方は、いかなる理由でも入場は出来ません。予めご了承ください。
●うちわは3種類あります、うちわだけの販売はございません。
●うちわ、NYLON JAPAN掲載号への、NTBからのサインは、今回のイベントのみとさせていただきます。
●予定販売数に達したら終了となります(先着です)
●販売は渋谷の「MAGNET by SHIBUYA 109」2Fのパニカムトーキョーで6月15日10:00スタートです。9:00からショッピングイベント整理券配布。
●予約や取り置きはできません。
●おひとりさま最大3コース購入できます。
●2コースまたは3コース購入しても、おひとりに対してイベント参加券は1枚のみ配布となります
※NTBメンバーへのプレゼント、手紙のお渡しはできません。
※ハイタッチ会には指輪、ブレスレット等、手首から先の貴金属類を外してご参加下さい。

<お詫びとご連絡>

6月15日のショッピングイベントに関しまして、お忙しい中ご来場頂きまして誠にありがとうございました。

イベント参加整理券の配布にて、一部番号を取り違ってお渡ししてしまうという事例が発生いたしました。
こちらのミスで多大なるご迷惑をおかけ致しまして誠に申し訳ございません。

本来であれば入店整理券順にお渡しさせて頂くところ、前後してお渡しをしてしまいました。

つきましては、大変お手数をお掛け致しますが、「B1〜B6をお持ちのお客様」に関しましては7月1日イベント入場時間の10分前(18時30分頃)から正しい番号の入場券と交換させていただきたく存じます。

誠に申し訳ございませんが、ご協力下さいますようお願い申し上げます。

今後同様の事例が起きない様、細心の注意と運営改善をして参ります。
何卒ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

<注意事項>

●集合時間にお集まりいただけない場合、最後尾にお並びいただく場合がございます。
●混雑により入場時間は前後する場合がございます。
●小学生以上のお客様お一人様につき1枚の入店整理券が必要となります。
● 「イベント参加券」の転売/複写/譲渡等は禁止いたします。そのような行為が発覚した場合、入店をお断りさせていただきます。
● 「イベント参加券」は長時間の待機列を緩和し、本イベントに参加する為の券です。
● 「イベント参加券」の盗難/紛失/滅失等に関して、その理由を問わず再発行できません。
●イベント時はスタッフがお客様の肩や腕などに触れて誘導する場合がございます。この事をご了承頂ける方のみイベントへご参加ください。
●フォトタイムはお手持ちのスマホのみ撮影可能です、一眼レフ、三脚の持ち込みは禁止させていただきます。
●フォトタイム以外の本公演イベント中(特典会中も含む)の撮影・録音・録画行為は禁止となっております。万が一イベント中に撮影、録音等の行為が発覚した場合、データを削除の上、ご退場頂く場合がございますので、あらかじめご了承頂きますようお願い申し上げます。
●会場におきまして、手荷物内の危険物や酒類等の持ち込みを禁止させて頂きます。
 ・カッター/ナイフ等の刃物
 ・人体を傷つける可能性のある鋭利なもの(ガラス、キリ、コンパス、画鋲等)
 ・その他危険物(爆発等の恐れのあるもの)
  万が一、持ち込みの事実が発覚した場合は、所轄警察への届出と共に、以降のイベントへの出入り禁止処置とさせて頂きます。
●出待ち・入り待ちなどの追っかけ行為をしないようにお願いいたします
●会場内外で発生した事故、盗難等は主催者、会場、出演者は一切責任を負いません。貴重品等は各自でご管理下さい。
●イベント運営の妨げとみなされる行為を行った場合はイベント会場よりご退場頂きます。また、スタッフの誘導、指示に従って頂けない場合もイベント会場よりご退場頂きます。
●交通機関・ホテル・会場・その他の施設での追っかけ行為は固く禁止致します。これらの施設は全て一般のお客様も使用される場所です。追っかけ行為は施設や一般のお客様への迷惑・トラブルになりうるだけではなく、アーティストの今後の活動に影響する場合もございます。アーティスト・ファンの皆様・一般のお客様の安全のためにも追っかけ行為をしないようお願い致します。
●アーティスト、または弊社都合による公演中止の場合等、特典イベントのため商品返品は致しかねます。
●会場及びご帰宅までの交通費、宿泊費等はお客様ご自身のご負担となります。ご了承ください。

★当日会場は、大勢のお客様に参加いただくため混雑が予想されます。スタッフからの指示にご理解とご協力をよろしくお願いします。

以上の注意事項を守れないお客様、係員の指示に従えないお客様は、主催者の判断により会場内よりご退場頂く場合がございます。
会場にいらした皆様がイベントを楽しめるよう、ファンの皆様同士でルールとマナーの厳守をお願いいたします。

<よくある質問>

Q、同じコースを複数お買い上げいただきましても、1コース分の特典となります。ってどういうことですか!?
A、同じコースを複数お買い上げいただいた場合、ファンミーティングの座席はおひとり分になりますが、特典内容は複数コース分参加できますので購入したうちわを必ずお持ちください。


辛い時こそ
「幸せな環境で仕事をしている」と言い聞かせる

—今まで経験してきたなかで、この仕事を辞めようと考えたことはありましたか?

アシスタント時代に頭をよぎったことはありますが、独立してからはないですね。

—では、この仕事が自分にとって天職だと思いますか?

そうですね。スタイリストと言いつつ、スタイリング以外にもできることはたくさんあるんです! それこそブランドにアドバイザーとして入ったり、自分でデザインを描いて衣装作ってもらうだとか。一概にスタイリングだけが仕事ではないんです。もちろん向いていないと思うジャンルもありますが、それはできなくてもしょうがないことだと割り切っています。「あの人すごいな……」と羨ましく思うところもありますが、そこに落ち込んでいても仕事が楽しいという気持ちが勝るので辞めたいと思ったことはないですね。

—この仕事ならではの楽しさや、やりがいはなんですか?

休日に友人と遊んでいる感覚と変わらないです。私の場合、遊びが仕事になっているなと感じていて、逆に辛い時こそ、「好きな洋服に囲まれて、お金もらえる仕事だなんてすごく幸せなことじゃん!」と自分に言い聞かせています。アシスタント時代は特にそうでしたね。どんなに辛くても洋服を見たら可愛いと思うし、好きな写真を見たらテンションが上がるし、そういうものに触れ合える環境で仕事ができるということは幸せなことだと思うんです。

—洋服好きところがモチベーションに繋がっていたり?

もちろん洋服が好きなのはあります。自分で買えるもの以外にこんなにもいろんなジャンルの洋服に囲まれて、なんて幸せな仕事なんだろうと思います。特にアシスタント時代は自分の欲しい洋服もほとんど買えなかったので、触れられるだけでうれしかったし、辛い時こそマインドコントロールのように「あなたは今幸せな環境で仕事をしているんだよ」と自分に言い聞かせていました(笑)。

—入江さんは結婚、出産を迎えられていますが、仕事をする上で何か変化はありましたか?

出産前はしばらく仕事に復帰できないと思っていたので、その間に仕事がなくなってしまったらどうしようと不安でかなり仕事量を増やしていました。ですが、出産が終わって物理的に仕事ができる時間が限られてきたり、考える時間が増えたので、1度独立当時のマインドに振り返って、自分のいちばんの強みが生かせる仕事に厳選しようという気持ちに切り替わりました。ブランドのディレクションなど、今まで来なかったような仕事が来るようになったのはこの頃からですね。出産前に比べて休みも増えましたが、売上が伸びたり、仕事の質が上がりました。

-ご自身が思うその理由はなんだと考えますか?

ずっとやり続けていたことが実を結んだのだと思います。例えば、東京コレクションのスタイリングはブランドと密に関わるんですけど、「これがないとスタイリングできないからこういうものを作ってほしい」、「シューズはこういうデザインのものを合わせた方が今っぽい」などと提案していくうちにそのブランドやプレスの方が「入江さんはこういう提案をしてくれるスタイリストさん」といろいろなところで広めてくれていたようで、今まで声がかからなかったような会社から仕事が入るようになりました。

-先ほどもおっしゃっていましたが、人との繋がりから広がっていったんですね。

もちろん最初は人と出会わないと仕事に繋がらないです。ブランド側に提案するのも最初はたまたま「こういうのがあったらいいなっていうアイテムありますか?」って聞かれて、提案していたらそれが当たり前のことに変わったんですよね。東京コレクションの仕事は正直そこまで報酬がいいかと言われたらそんなことないんですけど、見てくれる人も広がるし、コレクション後の評価で「あのシューズすごく効いていたよね」などと私が提案したアイテムの評判や売れ行きを聞くと、すごくうれしいし楽しいです。ただ楽しいから、自分がやりたいからというわけではなくて、1つ1つ真剣に取り組んでいたからこそ、それが結果的に大きな仕事に繋がったりするのだと思います。

-少しお話を戻しますが、子育てをしながら仕事をすることに大変さを感じますか?

確かに大変だとは思いますが、どうにかなるんです(笑)。子供に癒される時も多いですが、私は仕事を逃げ道にしているところがあって、家事や子育てと自分にいっぱいいっぱいにならないように、ベビーシッターに任せるなどお金をかけてでも仕事という逃げ道を作るようにしています。家庭と仕事、片方で疲れすぎないようにどちらにもリフレッシュする要素を持たせていますね。

-産後いつ仕事に復帰されたんですか?

会社員のように週5で何時から何時という定時の勤務形態ではないので、復帰といっても自分のペースで始められました。家にいる時間が増えたのでその間にいろいろと考えごとをしていたり、リフレッシュしたり、気持ちの切り替えができるようになりました。でも、自分でも早かったなと感じたのは、退院して10日後に東京コレクションのオーディションやフィッティングに参加していたことですかね。

Yoko Irie/入江陽子

1985年、広島県生まれ。アシスタントを経て2013年独立。2016年からTRON management所属。国内外のエディトリアル、ブランドのLOOKBOOK、アーティストのスタイリングなど幅広く活動。女性らしさのなかにエッジを効かせたバランスのとれたスタイリングが得意。

Instagram @yoppy0105

ILLUSTRATION: ERI AIKAWA

INTERVIEW: KAHO FUKUDA

WEB DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



完璧だと思った時点で
成長は止まってしまう

-オンオフはどう切り替えているんですか?

オフは基本的にはダラダラと過ごして完全にオフ状態です(笑)。ですが、最近は家族や友人と積極的に旅行に行くようにしています。

-その旅行は単にリフレッシュのためだけですか? それとも情報収集も兼ねて?

子供を連れて出かける旅行は完全にオフモードですが、半年に1回パリコレクションを見にパリへ行く時は、子供と離れてリフレッシュも兼ねた仕事のような旅行です。

-仕事モードで行くパリで得られるものは何ですか?

やはりいちばんは、そこに集まる人達の空気感を感じることです。インターネットが普及していますから、WEBを開けばコレクションのルックやファッションウィーク中のスナップも全て見れるので、わざわざ現地に行く必要もないと感じる方もいると思いますが、でも、実際にその場にいないと感じることのできない今のムードが伝わってくるんです。これを通して何がプラスになるかと言われたら具体的に何とは答えられませんが、この経験が自後々仕事とし返ってくると思っています。

-コレクションを見るにはご自身でアポイントを取っているんですか?

事前にブランドへアポイントを取るんですが、前日や当日になるまで行けるかわからないブランドも多いです。パリコレクションは今でもアナログで、手紙でインビテーションを受け取らなければならなくて、そのインビテーションをいくつも持ち歩きながらメトロを乗り継いで会場まで行かなければならないので、本当に疲れます(笑)。日本だとアシスタントもいるし、車も使えるので、改めて楽しているなって。パリに行くと初心に帰れます。

-これまでに影響を受けたモノやコト、人物はいますか?

音楽とドラマには結構影響を受けていましたね。女性アーティストでしたり、それこそ『SEX AND THE CITY』には夢中になりました。出演者のスタイリングもそうですが、登場人物達の“強い女性像”が好きだったんです。すごくファッショナブルだけど、仕事もバリバリ働くキャリアウーマンで、そういう自由で強い女性達に憧れて、私もそういう生き方ができる女性になりたいなと思うようになりました。

最初のパリコレに行った時に、アクネの展示会場にいた可愛いモデルを撮影したもの。

-スタイリストとしての得意分野と苦手分野は?

次のファッションのムードや流れを汲み取るのは得意だと思っています。ですが、これが常に今の日本にハマるかどうかまではわからないので、逆をいうと今みんなが欲しいものとか聞かれるのは苦手かもしれません(笑)。日本のファッション誌だとそういう企画が多いのでそこが難しいですね。でも日本をベースにして働いているので、もちろん、日本人ならこういうのが似合うし今のムードを日本に当てはめるならこれがいいよね、と考えながらスタイリングするのももちろん楽しいです。

-NYLON JAPAN(以下NYLON)でのスタイリングはどう取り組んでいますか?

NYLONはいつも本当に楽しいです。日本の雑誌のなかでもいちばんフレッシュなスタイリングを考えることができるので、世界のなかでも最先端のスタイリング、世界観を作ろうという気持ちで臨んでいます。他の雑誌だと、日本でのファッションのニーズを考えて「日本人が好きなファッションってなんだろう、誰もが欲しいと思えるアイテムはなんだろう」と悩むことが多いんです。対して、NYLONはどんなに尖っていても、最先端のファッションを提案してもそれが良ければ受け入れてもらえるので、本当に楽しいです。

-今後スタイリストとして成し遂げたいことや、スタイリスト以外の分野でスタートさせたいことはありますか?

今ある興味としては、ブランドやショップを始めることですかね。ビジネスとして成立するかどうかは置いておいて、ブランドでもヴィンテージショップでも、自分の好きなものを1から形にしてみたいです。インテリアや空間演出も好きなので、それらを複合させた気持ちの良いお店を作ってみたいですね。あとは、日本以外でも仕事の幅を増やしたいと思っています。

-それらは、目標としての最終地点と考えていますか?

今までもとにかくいろいろとやっているうちに仕事に繋がっていったことが多いので、何が最終地点なのかは全くわかんないんですよ。でも、スタイリストと関係ないかもしれませんが、1度海外生活を経験したいですね。もしパリに移住するならどこかのブランドに入ってアシスタントを経験したり、NYに移住するならコマーシャル系のスタイリストや、編集部のアシスタントについたり、今まで経験したことないことをしてみるのも良いかなと思っています。優等生ではないけど興味があることなら1から勉強するのも苦じゃないんです。

-では最後に、スタイリストを目指している人や進路に悩んでいる人に向けてメッセージをお願いします!

とにかく好きなことに対して全力で真面目に取り組んでいれば、いつか仕事に繋がると思います。あとは、自分の力を過信しすぎないこと。疑ってかかれというか、自分は完璧だと思わないようにしています。完璧だと思った時点で成長が止まってしまうんです。常に自分には足りないものがたくさんあると思っているので、まだまだ勉強もしますし、不安だと感じることも多いです。その分その気持ちが次の仕事に繋がってくるので、常に自分の力を完璧だと思わず、本当にこれで問題ないのか疑う気持ちを持つことが大切です。

Yoko Irie/入江陽子

1985年、広島県生まれ。アシスタントを経て2013年独立。2016年からTRON management所属。国内外のエディトリアル、ブランドのLOOKBOOK、アーティストのスタイリングなど幅広く活動。女性らしさのなかにエッジを効かせたバランスのとれたスタイリングが得意。

Instagram @yoppy0105

ILLUSTRATION: ERI AIKAWA

INTERVIEW: KAHO FUKUDA

WEB DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



サポートに徹したアシスタント時代、
ストイックだった1年目

—アシスタントはどのくらいされていたんですか?

6年くらいしていました。

-結構長い方ですよね? 当時の仕事内容や、どういう姿勢で取り組んでいたのかを教えてください。

やるからには全力でやらなきゃと思ってすごく真面目に取り組んでいました。朝から晩まで、真面目にやりすぎて現場では一言も発さないくらい。最初の頃は本当に初歩的なことですが、リース返却がいちばん多かったので、ほとんど力仕事で運び屋になった気分でした(笑)。あとは縫ったり貼ったりのような作業的な業務もありましたね。何年か経つうちにアシスタントのなかでのトップだった時は、リサーチと、資料探し、リースがメインでした。この頃には結構好きなことをしていた感覚があったので充実していました。

—アシスタント時代に意識の変化がありましたか?

2人のスタイリストに師事していましたが、最初の師匠のところでは下っ端なのもあってずっと同じ作業の繰り返しで、途中で面白みを感じなくなってきて……。どうしようと悩んでいたところで、別の方からお声がかかったのでそちらに就きました。2人目の師匠の仕事は今までと全く違う仕事内容で、自分が知らない撮影やブランドやヴィジュアルの情報がたくさん入ってきたんです。それまでとは全く違う世界だったので、私は何も知らなかったんだなと改めて認識して、必死で勉強しました。

—師匠が変わったタイミングで、自身のモチベーションに変化はありましたか?

基本的にモチベーションは同じでしたね。1人目の師匠はタレントや広告の仕事が多い方でした。でも、決して怠けていたわけではなく、とにかく与えられた仕事を全力でこなしていました。リース返却準備やアイロンや着替えなどの基本業務は完璧にこなしていた自信がありましたし、撮影現場の空気を読んで言われずともサッと行動して、アシスタントとしての役割は極めましたね。でも、もっとファッションの仕事がしたいと思うようになり、今いる環境ではもう学べないと感じたので2人目の師匠に師事するようになったんです。それは仕事に対する姿勢が変わったというより、目指す方向性が変わったという感じですかね。でも、先ほど少しお話しましたが師事する人が変わって、自分の知識量のなさに焦りを感じて周りに追いつかなきゃと必死でした。一気に知らない世界が飛び込んできたというか、様々な仕事内容が次から次へと舞い込んできていたので頑張んなきゃと自分と奮い立たせていましたね。アシスタントをしていて飽きることはありませんでした。毎回乗り越える壁が違うので、辛いけど飽きずに楽しめました。

—では、独立してからの1年間の仕事はどういった姿勢で取り組んでいましたか?

1年目は、ストイックすぎたと思います(笑)。師匠のもとから独立する際に「仕事は選んで、なんでもかんでも引き受けない方がいい」と助言されていたのをまともに受けて、自分もそのスタンスでいたんです。なので、あまり仕事はなかったですね……。お金興味がなかったのでギャラがなくても、自分のやりたいことができる作品撮りをしたり、海外誌のスタイリングを手掛けたり、師匠から仕事を振っていただいたタレントのスタイリングの仕事を定期的にこなしていました。今のように日本のファッション誌の仕事はほぼなく、今思えばかなり暇でしたね。独立したての頃は海外誌にしろ、自分の作品撮りにしろ、自分はこういうスタイリングしかしないって決めつけすぎてしまっていて、ストイックに作り込んだ撮影ばかりしていたんです。でも、日本の雑誌はもう少しライトというか時代の空気を作るものだから、作り込みすぎた作品だけじゃなくてもっとムードやノリを大事にしてもいいんだと気づいて、これはこれで楽しいなと思うようになりました。仕事に壁を作らないでいろいろやってみようと切り替えたら、仕事の幅も広がって日本のファッション誌の仕事も増えました。

     

かなり作り込んで撮影した初期の作品撮り。当時は今ほどSNSやHPが普及していなかったので、友人や知人を介してコンタクトをとったり、衣装のリースに行っていました。

—独立当初は仕事に対して内向的だったんですか?

そうですね。自分のなかでお金の優先順位が低くて、最低限あればいいやと思っていたんです。たぶん、アシスタント時代が長すぎて、自分が表に立ってガツガツ進んだり、自己アピールの仕方を忘れちゃったんですよね。常にサポートしなきゃという意識が強すぎて、アシスタントとしては完璧だけど、独立してからは“自分なんて”と謙虚すぎるくらいの姿勢でした。自信もなかったですしね。

—自信を持てるようになったきっかけは?

自信がないながら取り組んだ仕事が周りからも認められるようになって、「あれ、もうちょっと自分に自信を持ってもいいんじゃないかな?」と思うようになって仕事も増えてきたんです。やっぱり、自信がない人よりも自信がある人の方が仕事の依頼が来ますよね。師匠や世界中の名だたるスタイリスト達と比べすぎて、自分を過小評価しすぎていたんですよね。でも、いろいろなスタイリストがいて、私のスタイリングが認められているのならそれを他人と比べる必要がないなって気づいたんです。

Yoko Irie/入江陽子

1985年、広島県生まれ。アシスタントを経て2013年独立。2016年からTRON management所属。国内外のエディトリアル、ブランドのLOOKBOOK、アーティストのスタイリングなど幅広く活動。女性らしさのなかにエッジを効かせたバランスのとれたスタイリングが得意。

Instagram @yoppy0105

ILLUSTRATION: ERI AIKAWA

INTERVIEW: KAHO FUKUDA

WEB DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI