CULTURE
村上春樹の短編連作の映画化『アフター・ザ・クエイク』
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『アフター・ザ・クエイク』
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これは誰かの空想の話なのか、それとも現実の話なのか──。
映画『アフター・ザ・クエイク』は、全6編からなる村上春樹の短編連作『神の子どもたちはみな踊る』をもとに、オリジナル設定を交えて再構築した物語です。
【1995年】小村(岡田将生)は、突然の妻(橋本愛)の失踪の中、釧路を訪れ、そこでUFOの不思議な話を聞く。
【2011年】家出少女の順子(鳴海唯)は、海辺でいつも焚き火をしている男(堤真一)と出会い交流を重ねていく。
【2020年】“神の子ども”として育てられた善也(渡辺大知)は、父の存在に疑問を抱いていた。
【2025年】警備員の片桐(佐藤浩市)は、漫画喫茶で暮らしながら東京でゴミ拾いを続けている。
世界が大きく変わった30年の中で描かれる4つのエピソードは、オムニバスのように見えますが、共通するテーマがあります。それは自分の中身とはなんなのかという問いかけ。
何が良いとか何が悪いとかではなく、何かのきっかけで自分の中身が何処かへ行ってしまったような“からっぽ”の感覚になったとき、どうしたらその“からっぽ”は満たされるのか、そもそも“からっぽ”とはなんなのか、はたまたその対極にあるものはなんなのか……。
人々の悲しみや不幸を食べ続けた“みみずくん”、人類を救う“かえるくん”の存在が何を表しているのかも含めて、小説を読みながら文字の向こう側の世界観を想像するように、映画を観ながら映像のさらにその先を思考する。想像力と思考力を掻き立てられる映画です。
| 想像力がなかなか必要です度 |
★★★★★
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| 原作小説も読みたくなる度 |
★★★★☆
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| 観賞後に世界が違って見える度 |
★★★☆☆
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原作
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫刊)
監督
井上剛
脚本
大江崇允
出演
岡田将生
鳴海唯
渡辺大知
佐藤浩市
橋本愛
唐田えりか
吹越満
黒崎煌代
黒川想矢
津田寛治
井川遥
渋川清彦
のん
錦戸亮
堤真一
配給
ビターズ・エンド
2025年10月3日(金)よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショー!
Ⓒ2025 Chiaroscuro / NHK / NHKエンタープライズ
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