2人の限られた時間を描いていきますが、この映画の特徴は、時系列をシャッフルしていることです。人は、忘れたくない愛しい思い出を、ふとした瞬間に思い出すものです。一週間前のことを思い出したり、何年も前のことを思い出したり、記憶は過去の時間を自由に行き来する。この『We Live in Time この時を生きて』はまさにその感覚に近くて──要は、108分ぜんぶが愛しい思い出で構成されているということ。
共に生きること、自分を生きること、どちらも大切にしたいと思える人生讃歌です。
タオル、ハンカチ必要度
★★★★☆
ピューの魅力にシビれる度
★★★★★
自分だったらを考える度
★★★★☆
監督
ジョン・クローリー
出演
フローレンス・ピュー
アンドリュー・ガーフィールド
配給
キノフィルムズ
2025年6月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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