CULTURE
『ワンダー』と対になるもうひとつの“優しさ”の物語『ホワイトバード はじまりのワンダー』
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『ホワイトバード はじまりのワンダー』
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こんなにも温かい“心の救済”の物語と出会えるなんて。1本の映画が、そこで語られる物語が、登場人物が発する言葉が、心に響いてくる。この先、生きて行くうえでの指針になるような、とても大切なことを教えてくれる映画なのです、『ホワイトバード はじまりのワンダー』という映画は──。
この映画は『ワンダー 君は太陽』のもうひとつの物語です。『ワンダー』は、10歳の少年オギーが主人公。普通ではない見た目で生まれてきたオギーが、幾度となくくじけそうになりながらも困難に立ち向かっていく姿が描かれました。そして『ホワイトバード』の主人公は、オギーをいじめた少年ジュリアンと彼のおばあちゃんサラの物語です。
いじめによって学校を退学処分になったジュリアンは、転校してからも自分の居場所を見失っていました。「人に意地悪も優しくもしない。ただ普通に接することだ」と言うジュリアンの行く末を心配する祖母のサラは、孫のために封印していた衝撃の過去を語り出します。それは、ナチス占領下のフランスで、ユダヤ人であるサラと彼女の両親に降りかかる危機を救ってくれた、サラの同級生とその家族の話でした。
いじめっこだったジュリアンが反省し成長する過程を描く手法ではなく、祖母のサラが子供時代に経験したこと、その話を聞くことで、ジュリアンの意識が変わっていく、気づきを得ていく、その瞬間を描くのが『ホワイトバード』の特徴でもあります。
人に親切にする、勇気ある優しさ、希望を持ち続ける──きっと誰もが何度も見聞きしてきた言葉だと思いますが、祖母サラの“衝撃の過去”のなかで語られるそれらのメッセージは、強い、とても強いのです。忘れられない映画、忘れたくない映画のひとつになると思います。
| 勇気度 |
★★★★★
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| 親切度 |
★★★★★
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| 希望度 |
★★★★★
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監督
マーク・フォースター
脚本
マーク・ボムバック
R.J.パラシオ
出演
アリエラ・グレイザー
オーランド・シュワート
ブライス・ガイザー
ジリアン・アンダーソン
ヘレン・ミレン
配給
キノフィルムズ
2024年12月6日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー公開
Ⓒ2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
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