CULTURE
クセになる面白さ!『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
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『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
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「あれ、この場面……なんか見覚えあるかも?」「前にも同じようなことあったような……」そんなデジャビュ(既視感)を経験したこと、あると思います。でも、大抵の場合は、単に似たようなことが前にもあっただけだったり、映画やドラマで見たことが現実とリンクしたり、現実的に、まったく同じことが繰り返されていることは、まあ、あり得ないですよね。
しかし!この映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の登場人物たちは、同じ一週間を繰り返している!?という、まさかのタイムループに閉じ込められているんです。
しかも!一般的なタイムループものとは、ちょっと違う設定。というのは、映画におけるタイムループの有名どころは、『恋はデジャ・ブ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『ハッピー・デス・デイ』などだと思いますが、多くのタイムループものは、主人公自身がタイムループしていることに気づき、そこからどうやって抜け出すのかを描くパターンが多い。けれど、この『MONDAYS〜』の場合は、タイムループの鍵をにぎる人物が、まったく気づかず、周りがひとり、またひとり気づいて説得を試みるという、ある種のチームワーク戦が描かれるのです。
タイムループの舞台となるのは、小さな広告代理店のオフィス。始まりは月曜日の朝。会社に泊まり込んでいた社員たちは、鳩が窓にぶつかる「バンッ!」という音で目を覚まし、そこから一週間が始まりますが、一週間後、ふたたび鳩がぶつかる「バンッ!」で目を覚ます。そう、同じ一週間である合図が鳩の「バンッ!」なんです。
鳩の合図をつかって社員の「意識」を変えて、全員をタイムループに気づかせていきますが、そもそもの原因であろう部長だけはなかなか気づかなくて……。全員で力をあわせて部長を気づかせるミッションに立ち向かうなかで、部長の夢や、社員の仕事に対する想いも描かれて……えっ!この映画って感動ものだったの!?と、驚くような展開も待っています。
ありそうでなかったオフィス・タイムループもの。クセになる面白さです!
| 設定がユニーク度 |
★★★★☆
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| タイムループ度 |
★★★★★
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| 実は感動作!度 |
★★★★☆
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監督
竹林亮
脚本
夏生さえり・竹林亮
出演
円井わん
マキタスポーツ
配給
PARCO
10月28日(金)全国ロードショー
ⓒCHOCOLATE Inc.
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