CULTURE
彼らはなぜ巨大な画集を盗もうと思ったのか?『アメリカン・アニマルズ』
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『アメリカン・アニマルズ』
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大金を、宝石を、絵画を、不可能に思える場所から驚きの方法で盗み出す──その手口とスリルが犯罪映画の面白さのひとつだ。
『アメリカン・アニマルズ』は、時価1200万ドル(約12億円)を超えるジョン・ジェームス・オーデュボンの画集「アメリカの鳥類」を大学の図書館から盗み出す計画を思いついた4人の“普通の”大学生たちの物語なのだが、たとえば『オーシャンズ11』のように華麗な盗みとはほど遠い、最高に“阿呆”な犯罪をしでかしてしまった強盗事件を描いている。しかも実話!
興味深いのは、『X-MEN』で一躍有名になったエヴァン・ピーターズ、『ダンケルク』や『聖なる鹿殺し』で存在感を放ったバリー・コーガンなど注目の若手俳優が4人の大学生を演じているが、実際の犯人たちも本人の証言という形で出演していることだ。実話をもとにしているエンターテイメントのなかにドキュメンタリーがコラージュされている、何とも実験的でユニークだ。
ドキュメンタリーを数多く手がけてきたバート・レイトン監督がこの実話を映画化したいと思ったのは、恵まれた環境にいて教養もありそうな若者たちが、なぜそのような犯罪をやってしまうのか──謎を解きたいと思ったからだと言う。たしかに、1200万ドルという高価な画集ではあるが、その大きさを知ると、なぜ盗もうと思ったのか不思議でならない。というのも、実物大の野鳥が描かれているのがこの画集の特徴であり、大きさは何と98cm×67cm!
なぜ巨大な画集を盗もうと思ったのか、彼らは一体何がしたかったのか……犯罪のその向こう側にある若者たちの“何者かになりたい願望”を丁寧に描いているところも見どころだ。
| 画集の大きさにびっくり度 |
★★★★☆
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| 実話とエンタメの融合度 |
★★★★☆
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| 華麗じゃないけど大胆不敵度 |
★★★★☆
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監督・脚本
バート・レイトン
出演
エヴァン・ピーターズ
バリー・コーガン
ブレイク・ジェナー
ジャレッド・アブラハムソン
提供
ファントム・フィルム
カルチュア・パブリッシャーズ
配給
ファントム・フィルム
2019年5月17日(金)より新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
© AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018
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