CULTURE
映画の天才と恋に落ちたフレンチガール『グッバイ・ゴダール!』
『グッバイ・ゴダール!』
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『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグ、『気狂いピエロ』のアンナ・カリーナ、『軽蔑』のブリジット・バルドー、いずれも60年代のファッションアイコンだった女優たち。半世紀経った今でもそのファッション、ヘアメイクは色褪せることはなく、60年代のフレンチカルチャーとして注目され続けている。この3本の映画を撮ったのは「映画を変えた」と言われるヌーヴェルヴァーグ(新しい波)のジャン=リュック・ゴダールだ。
『グッバイ・ゴダール!』は、女優であり、作家であり、ゴダールの2人目の妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説「それからの彼女」を映画化したもの。19歳のアンヌは年の離れたゴダール監督と恋に落ち、彼の新作『中国女』で主演を飾り、女性としても女優としても刺激的な日々を送っていたが、ゴダールが革命に傾倒していくことで、2人の関係はぎくしゃくしてしまう。パリで暮らす哲学科の学生だったアンヌの青春と恋と女優としての人生を描いていく。
監督・脚本は、白黒のサイレント映画『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス。ゴダール役は『サンローラン』のルイ・ガレル。そして、アンヌを演じるのは『ニンフォマニアック』でセンセーショナルなスクリーンデビューを飾り、ミュウミュウのフレグランスの広告塔を務めるなどファッショニスタとしても注目されているステイシー・マーティン。彼女がアンヌとして着こなすファッションをはじめ、登場人物たちの髪形、メイク、小物、インテリア……60年代のフレンチカルチャーが鮮やかにスクリーンに映し出される。
ラブストーリー度 |
★★★★☆ |
コメディ度 |
★★★☆☆ |
ファッション度 |
★★★★★ |
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監督
ミシェル・アザナヴィシウス
製作
ミシェル・アザナヴィシウス
フローレンス・ガストー
リア・サトゥーフ
製作総指揮
ダニエル・ドゥリューム
出演
ルイ・ガレル
ステイシー・マーティン
ベレニス・ベジョ
ミシャ・レスコー
グレゴリー・ガドゥボワ
配給
ギャガ
新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他全国順次公開中
© LES COMPAGNONS DU CINÉMA – LA CLASSE AMÉRICAINE – STUDIOCANAL – FRANCE 3.
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