CULTURE
カナダで最も有名な画家の半生『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』
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『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』
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“しあわせ”の定義は人によって違う。仕事が生きがいの人もいれば、家族との時間が何よりも大切な人もいれば、お金よりも自由でいることがしあわせだと思う人もいる。さまざまだ。カナダの素朴派画家として知られるモード・ルイスにとってのしあわせは、絵を描き続けることだった。愛する夫のそばで──。
この映画は、モード(サリー・ホーキンス)と後に夫となるエベレット(イーサン・ホーク)との出会い、結婚、画家として絵を描き続ける人生、モードの半生を綴った物語。彼女の32年の時を4つの時代に分けて描いていく。
子供の頃から重いリウマチを患っていたモードは、両親が他界した後、小さな町で叔母と暮らしていたが、束縛の激しい叔母から独立したいと思っていた。そんなある日、魚の行商を営むエベレットが家政婦を募集していると知り、彼の家をノックする。最初はギクシャクしっぱなし、トラブル続きの2人だったが、次第に2人は心を通わせていく。
モードの描く絵も素敵だ。家の壁や家具、メモ用紙、廃材の木……わずか4メール四方の小さな家の中が、どんどんモード色に染まっていく過程もみどころで、ひとつひとつの絵からも、モードが夫のエベレットとカナダの自然を深く愛していたことが伝わってくる。そして、あなたのしあわせは何ですか? と問いかけてくるような、温かな感動を味わうだろう。
| モードのチャーミング度 |
★★★★☆ |
| モードの絵のかわいさ度 |
★★★★★ |
| モードの行動力度 |
★★★★☆ |
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監督
アシュリング・ウォルシュ
出演
サリー・ホーキンス
イーサン・ホーク
カリ・マチェット
ガブリエル・ローズ
配給
松竹
2018年3月3日(土)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、東劇ほか全国ロードショー
©2016 Small Shack Productions Inc. / Painted House Films Inc. / Parallel Films (Maudie) Ltd.
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