CULTURE
今の自分に必要な刺激がある!ホドロフスキー監督最新作『エンドレス・ポエトリー』
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『エンドレス・ポエトリー』
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アレハンドロ・ホドロフスキー監督の名前をいま初めて知る人も多いかもしれない。というのも、彼は4年前に自身の少年時代を描いた『リアリティのダンス』を発表しているが、それは何と23年ぶりの新作だった。ホドロフスキー監督の久々の新作は、往年のファンだけでなく新たに魅了された若者たちを巻きこみ、その熱は続編にして最新作の『エンドレス・ポエトリー』へと繋がっていく。本作はクラウド・ファンディングで資金の多くを集めて製作された。
この映画は、ホドロフスキー監督が体験したことを映像的な視点で語っている。主人公のアレハンドロ(アダン・ホドロフスキー)は、家族と一緒に故郷のチリのトコピージャから首都のサンティアゴにやってくる。父親のハイメ(ブロンティス・ホドロフスキー)は医学の道に進めと言うが、本人は詩人になる夢があり、サンティアゴの街でさまざまな芸術家たちと出会い、自分らしい人生を歩もうとする。余談だが、主人公のアレハンドロを演じているアダンと父親のハイメを演じているブロンティスはホドロフスキー監督の実の息子たちだ。監督自身もほんの少しだが登場する(突然、主人公の前に現れる白髪の老人をチェック!)。
エンドレス・ポエトリー=終わりなき詩をどう受け止めるかは観客それぞれだろう。詩人のアレハンドロを通して自分のやりたいことについて考える人もいるだろうし、親との関係を見直したいと思う人もいるだろうし、恋人や友人について、アートとは何か、生きるとはどういうことなのか……こういう映画とひとつのジャンルに括ることはできないが、さまざまな刺激を与えてくれる映画であることは間違いない。ちなみに、監督のなかでは『リアリティのダンス』『エンドレス・ポエトリー』を含め全5部作という構想があるそう!
| リ芸術的なコスチューム度 |
★★★★☆ |
| 世界観にハマっちゃう度 |
★★★★★ |
| 監督87歳でびっくり度 |
★★★★☆ |
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監督・脚本
アレハンドロ・ホドロフスキー
撮影
クリストファー・ドイル
出演
アダン・ホドロフスキー
パメラ・フローレス
ブロンティス・ホドロフスキー
レアンドロ・ターブ
イェレミアス・ハースコヴィッツ
配給・宣伝
アップリンク
2017年11月18日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国順次公開
© 2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE
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