CULTURE
ゾンビ×青春コメディ×ミュージカル=『アナと世界の終わり』
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『アナと世界の終わり』
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世界各国のファンタスティック映画祭で上映され話題になっている青春ゾンビミュージカル『アナと世界の終わり』が、すごく面白い!
主人公はイギリスの田舎町で暮らす高校性のアナ(エラ・ハント)。夢も希望もない町から抜け出したい、パッとしない生活から抜け出したい──と、アナは大学に進学せずに世界を旅しようと計画していた。旅のチケット代を稼ぐためバイトに励んでいたが、クリスマスの日、幼なじみのうっかり発言で旅の計画が父親にバレて大げんかになってしまう……。そんな矢先、町を脱出しなくてはならない事件が起きる。町の人々が次々とゾンビになってしまったのだ。
ジョージ・A・ロメロの名作『ゾンビ』をはじめ、“ゾンビ”という題材で数多の映画が作られてきたが、『アナと世界の終わり』は、【ゾンビ】に【青春コメディ】と【ミュージカル】を掛け合わせることで、何とも新鮮なゾンビ映画になっている。その面白さは、『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ラ・ラ・ランド』の出会いと評されるほど。
この映画は、故ライアン・マクヘンリーが監督し、2010年英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)で受賞した短編映画『Zombie Musical』がベースになっているのだが、そもそも彼が注目されるきっかけとなったのは、ライアン・ゴズリングの出演シーンにシリアルを食べさせようとする動画「Ryan Gosling Won't Eat His Cereal」だった(この動画もめちゃくちゃ面白い!)。そして、ライアン・マクヘンリーの意志を引き継ぎ、ジョン・マクフェール監督らによって『アナと世界の終わり』が完成した。
ゾンビが増え続けるなかで歌って踊って、さらに感動のドラマも展開しちゃうこの新しいゾンビ映画、必見です!
| 歌って踊りたくなる度 |
★★★★☆
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| なかなか血が吹き出る度 |
★★★★☆
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| 意外と感動しちゃう度 |
★★★★☆
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監督
ジョン・マクフェール
脚本
アラン・マクドナルド
ライアン・マクヘンリー
出演
エラ・ハント
マルコム・カミング
サラ・スワイヤー
クリストファー・ルヴォー
ベン・ウィギンズ
他
配給
ポニーキャニオン
2019年5月31日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
©2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
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