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ファッションスクールから生まれたイットボーイ&ガール
vol.2 エスモード ジャポン

ファッションスクールから誕生した業界の将来を担うit boy & girlをご紹介。
在学中から卒業後も成長し続ける彼らから聞いた、リアルな学生生活の過ごし方や
目標への取り組み方がわかるインタビューをお届け。
第2弾はエスモード ジャポン。彼らのように、ファッションの道へ踏み出すきっかけを掴み取って。
エスモード ジャポン
世界13カ国にあるフランス発祥の服飾・ ファッション専門の学校。
パリ校の教育システムやメソッドと日本校独自のプログラムが特徴。
TEL. 03-5421-2232 www.esmodjapon.co.jp

アジュナ ジャベール ハミルトン(20)
パリ校留学コース
@IAMJAVELL

キッシー マリア エグエス(21)
パリ校留学コース
@KISSY_MARIA
生まれも環境もまったく違う2人がエスモードのインターナショナルコースで出会い、将来一緒に仕事することを約束。パリ留学を目指し、ストイックに夢に向かって突き進むファッショニスタのit girlsに注目!

ファッションに興味を持ったのはいつ頃?
AJNA(以下A): 17歳の失恋がきっかけです。エスモードに入る前は塗装業をやっていました。自分を変えたいと思い、ファッション学校に通っていつかパリに行くという目標の為でした。エスモードを選んだのは、パリ校があることと、学校内のカリキュラムでフランス語を専攻することができるというのも大きな理由の1つでした。
MARIA(以下M): 15歳の頃からパリでモードを勉強する夢を持っていたのでエスモードはパリをベースに、東京校があるというのが魅力的でした。インターナショナルバチェラー(学士号相当)が取れるのも私にとって大切でした。わざわざ東京に出てきて安定した道に行くのではなく、あえてインターナショナルな環境で刺激的に学べることにチャレンジしてみたかったんです。
ファッションスクールに通って良かったことは?
A: 私は一切服飾の経験がなかったから、入った時は初めての事ばかりで戸惑ったこともありました。学年が上がるごとに行うファッションショーは、自分の成長や達成感を感じられます。
M: 私は“Mix it up”というテーマの時に賞を頂いたのですが、同じ課題を貰っても生徒によって捉え方の違う作品が生まれます。誰とも被らないそれぞれの世界観を出し合う授業がとても楽しいです。学校内のコンテストに加えて企業がバックアップしているコンテストへも参加することができて、他校の人達と比較できるのもいい刺激になりますね。
将来の夢は?
A: 自分のブランドを持ちたいです。アクセサリーや靴も好きだけど、洋服メインで自分の表現方法に合ったストリートスタイルのブランドを立ち上げたいです。自分はブランドのデザイナーとして好きなことを続けて、いつかファッションショーのプロデュースをマリアに頼みたいです。
M: 私は自分のブランドは欲しいというよりは、自分の好きなブランドで貢献できることを目指しています。誰でもできる仕事を頼まれるのではなく、私だけに頼みたいと思われる仕事をしたいです。アジュナが私にプロデュースして欲しいと言ってくれるように、こうして同じフィールドでやれる友達に出会えたのもエスモードのおかげだと思っています。
ファッションスクールを希望する学生の皆さんにメッセージを。
A: ファッションの世界で本気でやれるなら、是非入って来てください。小さい世界じゃなくて大きいことを考えていたり、経験もコネクションも全て含めて広げたいと思っている方におすすめします。パリに行く機会を生かし、「自分の人生にファッションが欲しい」というくらい真剣だといいと思います。
M: ファッションスクールの良さはバックグラウンドの違う人が集まり、同じ目標を持った人がフラットになれる場所であることだと思います。特にエスモードは日本校だけどあまり日本らしさがないインターナショナルな環境が用意されています。それがいい人にとっては、とても居心地がいい学校ですよ。

リュウ バンイ(23)
パリ校留学コース
@BLUEDEIN
4年前に日本のファッションスクール進学を決心し、台湾から日本のエスモードへ留学。学生の傍らダンサーという顔を持つ彼は注目を集め、学校でも一際目立つ存在に。ファッションへの熱いを秘めて日本へ渡った、留学生の彼が世界に羽ばたくのを見逃さないで。

ファッションに興味を持ったのはいつ頃?
PANG(以下P): 高校生の頃、台湾でデザインの勉強をしていました。高校生からやっていたダンスは趣味のうちで、ずっとファッションの仕事をするのが目標でした。
日本のファッションスクールで勉強しようと思ったきっかけは?
P: 日本の文化、特にファッションが好きで来日するのが夢だったんです。2年半日本語を勉強しました。エスモードに入った理由は、留学生の僕も受け入れてくれるインターナショナルな環境が整っていることと、先生と生徒の距離感が近いことでした。
どんな学生生活を過ごしていますか?
P: 1年生の時は台湾との違いがたくさんあり、初めてのことだらけだったので、ただひたすらに頑張らないといけない時期でした。2年生になってからは、課題を提出する期間が短くなるようになりました。3年生になってからもっと洋服を作る機会が増え、本気でファッションをやっている人が多いので、周りを見て自分も真面目に勉強をするようになりました。授業では、特にスティリズム(デザインの発想)の授業が好きです。
ファッションのインスピレーションはどこから得ますか?
P: 僕の考えるヴィジュアルはインスタグラムや、自分の好きなアーティストの作品を見てヒントを得ることが多いです。そうして集めたインスピレーションを自分の考えと一緒にmixして、課題を作ったり、デザインをしています。
将来の夢は?
P: 卒業したら絶対自分のブランドを作りたいです! 台湾以外でフランス、日本、海外でデザイナーズブランドを成功させたい。普段は着ないような綺麗でゴージャスな洋服のデザインをしたいと思っています。やっぱり僕はダンサーだからステージに上がって着る、派手な衣装を作りたいな。色みはブラックやゴールドが好きなので、ハードな洋服のブランドを持つことが夢です。

加藤大地(27)
総合コース メンズ専攻
@DAICHAN1227
大学を卒業後、アパレル業界を経てエスモードに入学。在学中にスタートさせたブランド「HOMMENA/オムナ」(@hommena_official)のデザイナーとして活躍している。現在はフランス語を猛勉強し、3年次でのパリ校への留学を目指し準備中。

ファッションスクールで勉強しようと思ったきっかけは?
DAICHI(以下D): 僕は4年制大学を卒業後、一度就職をしていました。4年間小売業でバイヤーを務めていたんですが、入社する前から漠然と抱いていたデザイナーになる夢を諦められなかったので、仕事を辞めて思い切ってファッションスクールに入学しました。
エスモードを選んだ決め手は?
D: 入学当初、僕は27歳だったので学校らしいキャンパスライフを期待していたわけではなく、ファッションのことについて集中して勉強したいと思っていました。それを学校説明会で感じられたのが決め手でした。それと、エスモードは小さいキャンパスだからこそ、先生と生徒の距離がすごく近くて、アットホームだったので自分に合うと思いました。
ファッションスクールに通って良かったと思うことは?
D: エスモードに特化して言うと、教えてもらっている先生達が学校の授業以外で、現役でブランドをやっている方達なんです。そんなリアルなファッション業界の事情を知っている先生方に、今のプロの考え方を直に教えてもらえるのはとても有難く貴重なことだと思っています。そこで得た情報は、実際に今もすごく役に立っています。
在学中にブランドを立ち上げた経緯は?
D: デザイン画の授業って自分のクリエイションを磨く授業でもあり、先生とのマンツーマンの面談が多いんです。1年生の頃の授業を担当して下さった服飾雑貨の会社を経営されている先生から、僕は社会人も経験してるし、バイヤーをしていたこともあって、業界のことを多少は知っているのだから、もっと外に向けて実践的にトライしてみた方がいいというアドバイスを貰ったのがきっかけでした。
「HOMMENA」のブランドコンセプトは?
D: 境界線を飛び越えるというコンセプトです。「飛び越える」っていうことは壊すとか、無くすことじゃなくて、例えば男女の境界線があるからこそ、飛び越えることができると考えています。僕が作っているのは、従来のユニセックスブランドにないような、男女の垣根を行き来できるファッションブランドです。
今後、どんな服作りをしていきたいですか?
D: 2年でメンズに進んだキッカケにもなったんですが、男女の購買欲求はそれぞれ違うと気づいたんです。女性は見た目のデザインで、男性はデザインというよりも、スペックだったりディテールで選ぶ人が多いはずなんです。だから、見た目のデザインと、ディテールの細やかさの両方を兼ね揃えた服作りを今後やっていきたいと思っています。将来的な夢は「HOMMENA」をパリでコレクションブランドにすることです! 日本で逆輸入を狙えるようなブランドを目指しています!
INFORMATION
www.esmodjapon.co.jp
Twitter: @ESMODJAPON
@esmodtokyo



PHOTOGRAPHY: NOBUKO BABA
EDIT: SAYURI SEKINE
DESIGN: AKIKO MIYASAKA
WEB DESIGN: CHINATSU IKARASHI