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今が未来をつくるCoachtopiaと板垣李光人の出会い

地球や環境に配慮したサステイナブルなライフスタイルが支持されるニューヨークで生まれた Coachtopia(コーチトピア)。
廃棄を減らし、デザインや素材選びの初期段階から第二第三の活用方法を考える循環型システムを体現するブランドの精神は、
Z世代を中心とした若者とのコラボレーションによってさらなる彩りと輝きを放っている。
そんな新しいファッションムーブメントに運命的に引き寄せられるようにやって来た板垣李光人。
コーチトピアの注目コレクションとともに、ニューヨークのストリートを駆け抜ける。

bag¥71,500 by coachtopia

vest¥33,000 t-shirt¥13,200 long sleeve t-shirt¥17,600
pants¥22,000 bag¥40,700 all by coachtopia
shoes¥44,000 by coach

top¥11,000 hoodie¥33,000 pants¥42,900 black bag¥20,900 green bag¥24,200 all by coachtopia

top¥44,000 pants¥42,900 bag¥38,500 all by coachtopia ring*sample shoes¥35,200 by coach

アップサイクル×クラフトの精神

新たな原材料の利用を抑えるため、皮革からバッグのパターンを切り出した後に残ってしまう端切れをはじめ従来は廃棄処分などをされていた部分を捨てずに保存し、新しい素材へとアップサイクルすることでコーチトピアのバッグは誕生する。その他に再生農業の牧場から調達したレザー素材なども使用。さらに取り外し可能な金具と縁取りの構造を使用して作ることで再利用がしやすいデザインを実現。

bag¥71,500 by coachtopia

ー実際に身に着けて気になったコーチトピアのアイテムはありましたか?

洋服もバッグもチェッカー柄のアイテムが印象に残りました。というのもコーチトピアの背景にあるアップサイクルについてのお話を伺った後だったので、「これは異なる素材を組み合わせて作られたものなのかな?」と興味を引かれたからです。そして実際にこのチェッカー柄のハンドバッグはレザーの端切れを組み合わせて作っているアイテムだとお聞きしました。だからこそ仕上がりにはちょっとした個体差が生じるみたいで、それこそ世界に一つしかないアイテムじゃないですけど、愛着が湧くデザインですよね。あとは全てのバッグについている、再生樹脂のハングタグもデザインが凝っていてすごくかわいいなと思いました。洋服のプリントもそうですし、ディテールにこだわりが詰まったデザインを見ると、すごく心をくすぐられます。

ーもしコーチトピアのアイテムを普段の生活で取り入れるとしたら、どんなシーンが思い浮かびますか?

黒い雲の形のキルティングバッグは軽くて、アクティヴに持ち運びやすい感じだったので、ちょっと遠出をする時などに活躍してくれそう。同じくキルティング素材のオレンジバッグは収納的にはお仕事や学校にも良さそうだけど、アウトドアっぽいカジュアルなスタイルにも合いそうだなと思いました。そしてチェッカー柄のレザーハンドバッグは万能に使えるデザインなので、オンからオフまでシーンを選ばないと思います。

ーコーチトピアがコンセプトにしている循環型のシステムについて感じたことがあれば教えてください。

僕は循環する活動の一環として、次世代のコミュニティにも積極的に働きかけ一緒に進んでいく、ブランドの新しい姿勢に刺激を受けました。ブランドの多くはクリエイティヴディレクターという絶対的な存在が中心にいて、そのデザイナーを軸にした組織体制でコレクションを作っていくじゃないですか。でもコーチトピアの場合は、ブランドの世界観はベースにありつつ、そこに若い世代の人達を巻き込んで一緒に作っている感じがして面白いですよね。しかもその若い世代の子たちがファッション界だけではなく、様々なバックボーンを持っているという部分も興味深いです。

ー板垣さんも自分とは違ったバックボーンを持っている人に興味がありますか?

そうですね、興味があります。例えば職業が違うだけでも見ている世界が違うし、インプットできることも変わってくると思うんです。だからこそ、自分の思考の範疇を超えて全く違う角度からの意見をもらう機会ってすてきなことだと今回あらためて思いました。コーチトピアはさらにそこを環境問題とクリエイティヴに結びつけているところが本当に素晴らしいです。

ーもし板垣さんがコーチトピアのコミュニティに参加するとしたどんなことをしてみたいですか?

僕に何ができるかな……。もしかなうなら、洋服を作ってみたいですね。過去にデザイン画を描いたりした経験はあるんですけど、そういう初めの段階からしっかりと物作りに携わってみたいです。

ー板垣さんは日常でサステイナブルを意識したりすることはありますか?

ファッションが好きだからこそ、そこで考えることは多いです。例えば最近はエコレザーがメジャーになってきていますけど、その現象を本当にエコって言いきれるのであろうか? という矛盾はずっと感じていて。たしかに動物の命を守ることにはつながっているとは思うけれども、エコレザーを作る工程でプラスティックが使われていたりするじゃないですか。それだったら、コーチトピアのようにリアルレザーを無駄なく有効活用して大事に着たくなるようなアイテムを作る方がすてきなんじゃないか、などと考えたりすることがあります。本当にすごく難しい問題なので、何が正解かということではなく、向き合いながら常に価値観をアップデートしていきたいです。

ーお話を聞いていると板垣さんとコーチトピアとの出会いはまさに必然ですね。

今回は本当に素晴らしい機会をいただいたと思います。コーチトピアを通じてニューヨークの人たちがサステイナブルに対してより進んだ感覚を持っていること、そしてその感覚は我慢だったり、ストイックな感じではなく、ポジティヴなムードから生まれているということを自分の肌で感じられて良かったです。

ーそのほかコーチトピアに共感したことなどはありますか?

各アイテムに埋め込まれたNFCチップをスマホで読み込んだ時、その製品が循環し続ける仕組みを明確に知ることができるシステムについての話が面白かったです。例えば温室効果ガスが排出された経緯や使用された水の量など、様々な情報が透明性をもって表示されるらしいんです。いくら本気で取り組んでも、環境に対する負荷をゼロにするというのは不可能な話で。だからこそ、そのマイナスのパーセンテージをいかに少なくするかということが最近ニューヨークではトレンドになっているらしいです。そういったエピソードも含めていいなと思いました。

ーコーチトピアはより良いファッションの未来に貢献するという思いが詰まったブランドですが、それにちなんで最近板垣さんの中で起こったポジティヴな変化を教えてください。

今回のニューヨークもそうですし、少し前にはパリに行ったりしたのですが、自分の大好きなファッションがきっかけとなって海外に行けるようになったことはすごくポジティヴな変化だと思います。今まであまり海外に行った経験がない分、行く先々で感じた開放的なムードであったり、すてきなマインドを持った人達との触れ合いからすごくいい刺激をもらっています。

板垣李光人/Rihito Itagaki
@ITAGAKIRIHITO_OFFICIAL
2002年1月28日生まれ。主な出演作に、ドラマ『silent』(CX) 、映画『約束のネバーランド』(平川雄一朗監督/2020年/東宝)など。現在大河ドラマ『どうする家康』(NHK)にて徳川四天王の一人、井伊直政を熱演中のほか、10月スタートの金曜ドラマ『フェルマーの料理』(TBS)に乾孫六役で出演予定。
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
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PHOTOGRAPHY: MARI SARAI
STYLING: AKI MAESATO
HAIR: SHIN ARIMA(HOME)
MAKEUP: AYAKA NIHEI(WSM)
VIDEOGRAPHY: IAN WISHART
PHOTO ASSISTANT/DIGITECH: JOHN VETROMILE
VIDEO EDIT: TAKEHIRO KISHIKAWA
EDIT: YURIKA NAGAI
TEXT: ASA TAKEUCHI
DESIGN: MIZUKI AMANO
CORDING: JUN OKUZAWA