今後、神聖な空間や #世界遺産 などに旅行・観光しに行く予定がある全ての方に。 “This is a holy place, not #Hollywood.”

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ヤッホー!
MIRIだよ

 

ミリ旅
GERMANY 2018

 

ドイツのフュッセンで
ノイシュヴァンシュタイン城を見た時に

▶︎夢が叶った!シンデレラ城のモデルと噂される
#ドイツ の #ノイシュヴァンシュタイン城 に
実際に行ってみたら想像以上でした。
#GERMANY

 

なんとか時間をつくって見に行くことができた
草原にひっそりと佇むヴィースの巡礼教会

 

(道中の景色 🙂 )

 

フュッセン駅から
車で30分くらいの距離です。

教会ということで閉まる時間は早めなのと、
田舎であるため周辺近くまで動く
バスの本数が全然ないので、
時間を確認して教会に行くのがマスト!

 

このエリア、
UBERはないので気をつけてね!

 

 

外観はかなりシンプルで、静かに佇む
町の小さな教会という印象を覚えるのですが、
世界遺産にも登録されている
実はとっても有名な教会。

 

言葉を失うほど美しく圧巻の
ロココ様式の装飾や、
涙を流したとされるキリストの像が
「ヴィースの涙の奇跡」としても
噂を呼んだこともあり、世界中から
巡礼者が集まる教会となっています。

 



ではここからは、教会の様子を
シェアしつつも、BLOGのタイトルにあるように、
「今後、神聖な空間や、世界遺産などに
旅行・観光しに行く予定がある全ての方に」
伝えたい、ヴィース教会(Wieskirche)
実際に体験したとある
エピソードについて書いていきます。

 

多様性の時代に生きる現代の人にこそ、
読んで欲しいメッセージを込めて。

少しでも多くの人の目に触れたらなと願い、
誠心誠意、嘘偽りなく、
愛を持って書かせていただきました。

 

私が丁度、ヴィースの巡礼教会に到着し
扉をあけて入場した時、

 

教会の素晴らしさに息をのむと同時に、
一番奥の祭壇のところでカメラを持ち
きゃっきゃとはしゃぎながら写真を撮ろうと
している日本の若者のグループ
すぐに目に入りました。

 

美しい教会の祭壇を背景に
思い出に写真を残そうと、
どうやらみんなで写真を撮ろうと
していたようでした。

 

この神聖な空間で。
祈りを捧げている方々がその瞬間にも、
その子たちの背後にいる中で

 

「ん?一体何事?」
って私も教会に入った瞬間
目に飛び込んできたその情景に
頭の中がショートしてしまって…

 

「いや、でもショートしてる
場合じゃないわ、言わないと…」
って思ったその瞬間に
すぐにその教会の司祭さんが注意しに
その子たちの元へ駆けつけていました。

 

そして、低い声で、
静かに、そして強く言いました。

「ここは神聖(holy)な場所だ。
ハリ(holly)ウッドじゃない。」

…と。

 

この時の情景や、司祭さんの言葉
言っている時の表情、立ち去る背中。

 

怒り、悲しみ、恥ずかしさだろうか、
無念、驚愕とでもいうのだろうか。

 

その何もかもが、本当に頭に…胸に…
こびりついていて。

 

感情の渦が私の中にも湧き出たし、
そこで巡礼していた方々に、
本当に申し訳ない気持ちがいっぱいだった。

 

私は騒いだ張本人達ではないし、
知り合いでも決してないけれど、
同じ国で生まれ育った日本の「仲間」
と言うことだってできる。
同じ日本人として、反省した。

 

「若いから」
「騒いではダメと知らなかった」

「宗教的なこととか分からなかった」
「みんなと旅行に来て、
ついつい楽しくなってしまった」

どんな理由であっても、決して
許されない振る舞いだったと思う。

 

日本は基本的には
仏教がベーシックな宗教として
根付いていることが多いと思うけど、
といっても、日々宗教に関して
密接に関わって生きている方っていうのは
他の国と比べると、少ないとは思うんです。

 

だからといって、
「理解しきれてなかったから
多少のマナー違反は許して」っていうのは、
ちょっと違うと思うんですね。

 

宗教的観点というより、
思いやり・道徳的な話だと思うのです。

 

宗教自由意志のもとにあると思うので
私がこのBLOGでとやかく言う気は全くないし
そんな感情は微塵も湧かないのだけど、

 

私が声を大にして言いたいのは、
「周りの人がどう感じるか、
行動する前に考えよう」
というシンプルで、
大切な他者への思いやりについてです。

 

無意識のうちに、
人の心に土足で乗り込み、
傷つけていないか?という事なのです。

 



世界的に有名なところに、
旅行で観光しに行く時あるじゃない?

 

時にはそれが、
今回の私のように
世界遺産かもしれない。

 

あまり知られていないけれど
その地域の方々にとっては
古くから大事にされてきた
厳粛な空間かもしれない。

 

なぜそこが古くから人々に慕われ
愛され、良くも悪くも
「観光地」していってしまったか。
それはいろんなケースがあると思います。

 

そのルーツや意味が伝わりきらず、
知名度だけが先行していき、
「行ってみたい場所」として
ウィッシュリストに加わりやすい現代。

どうしても、
SNSの発達によってね。

 

世界的に有名になり、
「観光地」化されて行った場所。

 

それは、必ずしもエンターテイメント目的
作られたような観光地ではないという事。

 

戦争・差別・宗教
様々な観点が交差するような、
深く重たいバックグラウンドを持つケースが
存在しているという事を、私達旅行客は
意識しなくてはならない。

 

自分にとっては
全然知らなかった文化だったとしても、
他者にとっては命と同じくらい
神聖で大切にしているもの
だってことがあるのです。

 

旅行に行って、思い出に素敵な
写真を残したい気持ちだって、
そりゃ分かりますとも。

 

実際に自分の目で美しさや感動を
皆さんにも味わって欲しいから、
そのきっかけに少しでもなれれば、と
BLOGに書いて伝えるために
私もこうして、素敵な場所に訪れ、
写真を撮ったりするし。

(もちろんその場の状況を
よくみるように心掛けているけれど。)

 

その場にいた思い出を残すには、
自分の記憶か、写真などに残す方法の
大きく分けて2択になってしまうわけだから。

 

「人に感動を分け合いたい。」
「来たくても来れなかった人のために
同じ気持ちを共有したいから。」
と写真に撮りたい時だってあると思う。

 

でもね。

 

たとえどんなに
その動機が純粋なものであっても、
その場に居る方々の気持ちを、まず
第一に考えてあげて欲しいのです。

 

特に神聖な場所では。
絶対に。

 

フォトブースじゃないんです
神聖な空間って。

 

ヴィース教会での
あの若き日本の子達は
注意された直後、
「マジでやばいことしてたな」って
気づいたみたいで、一瞬で静かになって
すぐにその教会を立ち去っていた

 

その過去は既に起きた事であり
やり直せないわけだから、
その子達には今後、どこかに
観光に行く時にむしろ教えてあげられる側
変わっていてくれたらな、と願ってます。

 

私のBLOGを万が一見ていたら、
自分達がしたような経験を、
他の人にさせないよう
今後、
ちゃんと教えていってあげてください。

 

私がその教会で目にした
注意されていた子達はたまたま若かったけれど、
こういうマナーに関しては
年齢、本当に関係ないです。

 

歳をいくら重ねていても、
BAD ATTITUDEな人もいますし。

 

違う国に降り立った私達は、
その瞬間から日本代表なんですよ、
大げさじゃなくて。

 

ほんの1人の、
ほんの1つの振る舞い
が、
その国のイメージを変える。

 

教会で騒いでいた日本人を見た
他の国出身の方にとっては
「日本人は無教養で常識がないのね」
って判断しちゃっても無理なかったと思う。

 

その場にいた方々にとっては、
きっとしばらくはその子たちが
暫定「日本代表」の印象として残るでしょう。

 

でも逆に、その後旅行中にどこかで
道端のゴミを丁寧に拾っている日本人を見たら
「あら、日本人は自分が出したゴミ以外も
拾う優しさを持ってるのね」

って判断し直してくれたかもしれない。



判断される側の例をあげたけど、
逆に、私たち日本人だって日々
1つのアクションでいろんなことを
判断してしまいがち

判断する側の立場、
ガンガンやってます。

 

テレビをつければ、
「あの国は爆買いが〜」とか
「あの国といえばジャンクフードが〜」とか。

 

一部の海外旅行客の様子などで、
「その国の特色はこうです」報道する。
それを見て私達は、判断する。

同じように、みんなが
それぞれの母国の代表なんです。

 

「おもてなしの国」
「人の気持ちを思いやる国」
「職人気質」
「真面目で勤勉」
「めちゃくちゃ働く」

みたいなイメージを持たれやすい
日本で生きる私も含めた現代の日本人は
まだまだ未熟なところが沢山ある。

 

私はヴィース教会のあの瞬間、
痛感した。

 

同じ日本人として、正直泣きそうになる程
恥ずかしかった。

 

だけど
「神聖な空間ではしゃぐ事なんて
絶対あり得ないっしょ」っていう常識が、
日本にはまだまだ根付いてない
ってのは事実なんだなって、思い知ったよ。

 

だから、
伝えなきゃいけないなって思った。

 

だから、今私はこうして
このBLOGを書いています。
その注意されてた子達の、
愚痴が言いたいわけでない。笑

 

というか、多分注意されたあの子達、
あんな風に司祭さんに厳かに注意されたら、
かなり心にぐさっときただろうし…

 

もう私からの指摘必要ないくらい、
その経験で既に改心してんじゃ
ないかなって思うしね。
(そう願ってるし。)

 



長々と書かせていただきましたが
まとめますと、

 

日本国内でも神社仏閣などの
神聖な空間があるのと同じように、
海外にも数え切れないほどの
神聖な場所があります。

 

旅行に行って、その地に足を
踏み入れさせてもらうからには
そこのルールや、そこで生活する方々にとっての
常識を尊重し、学び静かに向き合うこと。

 

感想は、その場から離れて、
話せる空間になってから。

 

これで行きましょう。
これできる人、かっこいいでしょ。
こういうことを完璧にできる姿こそ、
究極の「真のカッコつけ」ですから!

 

そもそもこれが、
当たり前になって欲しいのだけどね 🙂

 

 

(en.wikipedia.org)

 

来年には東京オリンピックがあるわけで、
今以上に海外から沢山の方が
日本に遊びに来てくれると思います。
だから、逆の立場を、
きっと目にすることあると思うんだ。

 

日本って暗黙の了解的なルールや
マナーが多いから、私たち日本人にとっては
「言わなくても分かるよね」って
普段思っているような当たり前の行動が、
海外他の環境文化で生きてきた人にとっては
未知なことだって大いにある。

 

分からない人には、愛をもって
教えてあげないと!
教えてあげる事が、優しさです。
それは国籍関係ないと思うから。

 

例えば!

電車で女性専用車両
間違えて気付かず乗ってしまった男性がいたら、

 

「え、なんで乗ってるの?無理〜〜」
なんて思いながら睨むんじゃなくて、

 

「ここ、女性専用車両なんですよっ」
と静かにコソッと丁寧に教えてあげれば
平和解決でしょう?
そういう事です。

 

ぜひ、今後旅行などで神聖な場所に行く時は、
改めてマナーについて考えて、
めちゃくちゃ素敵な振る舞い
観光・参拝などをしてきてくださいな!

 

いつでもどこでも
サムライソウルで日本代表よ、
みんな!笑

 

そしてそして、
私もめちゃくちゃ気をつけて参拝したり、
神聖な場所に足を踏み入れるようにしてるけど、

 

もしどこかで、そういう空間で
「あ、ミリさんなんか間違えてるわ」
って瞬間に遭遇したりしたら、
静かに肩をちょんっと叩いて
教えてやってください!
お願いします!

 

私も完璧な人間じゃないし、
完璧な人間などどこにもいないのだから、
教えあって、手を差し伸べあって
生きていくアットホームな地球
生まれたらなって思います 😎

 

またなんかどこかに行って、
こういう心に残った言葉とか
実体験をしてきたら、シェアするね!

 

長文なBLOGを読んでくれて
ありがとうございます;o;❤︎

ゴールデンウィーク、
みなさん思い思いに楽しんでね〜〜〜!

 

ではまた。
BYE〜

 

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