ZINEを作ろう!vol.2-コンセプトのまとめ方-

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ZINEをつくろう!

2018年4月29日、30日にblogger mariaがプロデュースするZINE,雑貨の販売交流会(@tiny_zine)があります。まだまだ出展を考えている人、出展有無かかわらずZINEを作ってみたいという人たちのために、ZINEに大切なアイディアやコンセプトの作り方をお教えしようと思います。実際このやり方はコンセプトメイキングという大学で教わるようなやり方ですので、難しい内容かもしれませんが、できるだけ皆さんにわかりやすい記事にしようと思いますので、是非読んでみてください!このやり方はZINEだけでなく、作品制作、商品開発、はたまた人生設計にも使えるものなので気になる方は読んでみてくださいね。

ZINEを作って販売してみたい方は、是非TINYZINEに出展してみてください!

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(定員に達次第終了している場合もございます)

♥掲載予定記事♥

どんなZINEにしようか思いつかないという方に。アイディアの閃かせ方(3/8up)

②コンセプトが思いつかない!まとまらない!コンセプトの固め方(3/15up)

③コンセプトとか面倒くさいやついらん!ズボラZINEは案外ZINEらしい(未定)

④ざっくりとしたZINEの種類(未定)

(他)

 

 

コンセプトが思いつかない!まとまらない!コンセプトの固め方

コンセプトとはZINEに大きな意味合いを持たせる大きな主軸となるもの。コンセプトを固めることによってZINE制作の「ゴール」が明確になります。コンセプトをきっちり固めておけば、物事の制作工程にありがちな、「もともとこんな風に作る予定じゃなかった!」「いつの間にかこんなことになっていた・・・」と言ったような作品のブレがなくなっていきます。

コンセプトの形の生み出し方は3つのパターンがある。

前回お伝えした、アイディアの閃く場所が人によって違うように、コンセプトの生み出し方(ないし生み出され方)も人によって変わっていきます。大きく分けて4つのパターンがあり、これも自分がどのパターンかどれかを把握しておくことで、やり方が明確になり、制作も楽になるし、時間短縮にもつながります。ではでは気になるパターンはと言いますと、下記のパターンに分かれます。

♥コンセプトのパターン♥

①手で形を作っていくうちに自分のやりたい形が見つかるタイプ

②やりたいことがイメージで出てくるタイプ

③やりたいことが言葉で出てくるタイプ

④やりたいことがイメージと言葉がほぼ同時に出るタイプ

①手で形を作っていくうちに自分のやりたい形が見えてくるタイプ

このタイプは目的をもって行動するよりは、直感的に手を動かした方が自分の作品の形がみえてくるタイプです。こういったタイプは、まずはなにも考えず、行動することが大事です。写真をとにかく撮っていく。絵や文章をとりあえず100枚描く、粘土で形を作って好きだなという形を100個つくる、といったようにとにかく仮の形をならべくたくさん作っていくことです。細かい失敗や修正は気にせずやることがコツになります。この段階でピンと閃いた方は、その工程をやめて②や③や④の人の工程に進んでも良いです。そうでない人は、100種類作った仮の作品たちをまずは視覚化、つまり自分の目にすべてが映るようにしてください。方法としては大きな壁にすべての作品を貼り付ける、広い床に並べてみる、など。難しい場合はある程度数を絞っても良いです。自分の目にすべて入るようになったら、直感的にいらないものを取り除いてください。「いる」と直感的に感じたものだけ残ったら、今度はその作品を解読していきます。解読方法はこれまたパターンがあり、付箋に文字を書き込み、言葉によって作ったものをを解読していく方法や、やはりこれまた手を動かし、気に入った部分だけ抽出して作り直したり、いらない部分を排除して作り直したりします。次第に自分が作りたかった形にまとまってくると思います。この直感型タイプの制作の場合、かなりの行動力を要しますので、アグレッシブな精神と諦めない心が必要になってきます。

♥まとめ

1)まずはとにかく100回試す⇨ここでピン時た方は②や③や④の工程に進む。

2)100の種類の仮作品を視覚化して直感的に取捨選択する

3)言葉や再度作品をブラッシュアップして最終的に自分の好みの形に仕上げる。


②やりたいことがイメージで出てくるタイプ

こんなイメージのがやりたい!!!という映像や画像的なイメージがでてくるけど、そこから自分のやりたい本質的なものが見えてこない・・・・という方はイメージが出てくるが、言葉によるコンセプト作りが足りない人です。なのでここからはやりたい部分の言葉を固めていきましょう。まずはそのイメージに近い画像やイメージをコラージュを作ります。ここでのポイントは、イメージが1度で目に入るようにすることです。冊子ようなもので次のページに行くものにすると、イメージの要素が一旦そこで区切られてしまい、ページごとにイメージが変わってしまう可能性があります。コラージュ方法も、参考となる写真のいらない部分は出来るだけ切り捨てている部分だけ使用してください。ZINEに対する大きなイメージが決まれば1ページごとのイメージも同じ方法でできるので、まずはZINEの主軸になるイメージを探していきましょう。全体的なイメージのコラージュが視覚化できたら、それを今度は解読していきましょう。ここは言葉で、写真から様々な言葉を探してください。そこからだんだんと詰めていき、主軸になる抽象的だけど明確的(本質的)な言葉が見つかります。これがコンセプトになります。ふわふわとしたイメージが視覚化することと、言葉でも把握することによって、よりしっかりしたコンセプトになるのです。

最後にコラージュと言葉のコンセプトを見比べ、ズレがないかをチェックします。ズレがある場合は削除したり編集したりして、できるだけ二つを近いものに寄せていきます。これで大きなコンセプトは明確化できました。そこから、何ページ必要なのか、一枚ずつの絵のビジョンは?などと言ったような絵コンテを作って良いでしょう。そしてもう一つ大事なのが制作過程で、ZINEが完成するまで、自分の一番見える位置にイメージと文字のコンセプトを張ってください。常に見られるように写メしておくとさらに良いです。制作中はそれと見比べ、ずれがないかを、常に見比べることが大事です。

♥まとめ

1)やりたいと思うイメージに近いものをコラージュする(1枚にまとめる)

2)そのイメージを解読する(ここは言葉を活用すると次のステップに行きやすい)

3)やりたいイメージと言葉がしっかりリンクしてまとめられたら、絵コンテなのでページを固めていく

③やりたいことが文字で出てくるタイプ

このタイプの人は、「面白いZINEが作りたい」「真っ赤がテーマのZINEが作りたい」など、イメージより、抽象的なやりたいこと出てくるが、そこからどうすれば良いかがわからない、と言った人が多いようです。こういった人の場合は、まずはその「やりたいテーマ」を視覚化しましょう。そのテーマを紙の真ん中に書くだけでOKです。言葉を使ってどういった方法があるのかを破線状に伸ばしていきましょう。「真っ赤がテーマ」なら、「紙を赤くしてみる」とか、「写真の被写体すべてを赤い色にして撮ってみる」とか、「赤がテーマな小説を書いて文章で攻めてみる」とか、アイディア自体は一個一個違っていて良いです。難しければ、webなどを用意たりしてアイディアを拾ってきてOKです。イメージ写真の場合はあえてその写真は印刷せず、言葉を使ってアイディアを入れ込みます(そのイメージを引きずりすぎないためです)

アイディアを書いたら、その中で一番ピンとくるものをひとつ選び、新しい紙の真ん中に、最初やりたいテーマとその下に選んだ1つのアイディア書きましょう。また文字を使ってアイディアを具体化していきます。

例えば「真っ赤がテーマなZINEをつくる」➡︎「赤がテーマな小説を書いてみる」を選んだとすると、ここから「冊子はあえて真っ白にして文字だけで赤を表現する」「はたまた冊子も文字も赤くしてとにかく真っ赤なZINE」「赤は冊子の形をしているのか?赤いりんごに小説書いてみる」

と、どんどん文字の内容を具現化していきます。あとはそれをエンドレスでどんどん固めていきます。文字はイメージ媒体と違い突発的なアイディアをたくさん書けるので、具体的にどんなZINEにしたいかを文字だけで固めていきます。細かい具体的な部分までいった時点になったら、絵コンテに移り、それに近いイメージ写真を持ってきても構いません。

♥まとめ

1)やりたい言葉を紙の真ん中に書いて、どんな方法、やり方でできるかを破線状に書いてみる。

2)その中で一番自分がやりたいと思うものひとつ選び丸をする、新しい紙に丸で囲った文字だけを書いて具体的なZINEの形を決めていく。

3)具体的なZINEのビジョンがしっかり見えたら絵コンテなどでページを固めていく

 

④やりたいことがイメージと言葉が同時に出るタイプ

こういった人は②と③が同時にできている人になります。こういった人はかなり移り気な性格なので、アイディアの方向性が変わらないうちにイメージに近いコラージュと文字をリンクさせていく必要があります。文字とイメージに誤差がないか。ある場合は近づけるか、どちらかを切り捨てることかが必要になります。同時にでてくるので手が4本必要になってきますので、出来るだけ素早く形にまとめましょう。常に二つを見比べ最終的に②と同じようにコンセプトとイメージコラージュをしっかり固めそれをみながら制作していきましょう。

♥まとめ

1)気分が変わらないうちに②と③の形でまとめる。

2)双方に違いや差がないか見比べる、ある場合はいらない部分を切り捨てたり、付け足して二つを並べく近づける。

3)この二つを常に意識しながら絵コンテにまとめていく。

 

視覚化することで脳が整理される

以上が大まかなコンセプト作りのやり方になります。おそらく、こういった方法をしていくうちに自分のやりやすい方法が見つかると思うので、その方法をまずは見つけ出してください。自分らしいコンセプトの作り方が見つかると、後々つくる制作物がスムーズにいくはずです。最初は時間がかかりますが、2回3回とやっていくと、次第にスピードアップしていきますよ!また、この方法もすべての方に当てはまるものではありません。やり方につまづいたら都度色々な方法を試してみてください。コンセプトメイキングにつまづく人は基本すべてのことを頭の中でやろうとしてしまう人です。超プロになると頭に引き出しができてそう言ったこともできるらしいですが、なかなかそんな簡単にはいきません。ZINEを作りたい!こんなのがやりたい!と思ったら、どの場合もまずは一度視覚化することが大事です。そして視覚化したものを分析して基盤をしっかりさせること(=コンセプト)。これが大事になってきます。

 

 

しかしこんなことしなくてもZINEは作れる。

ここまで熱く書いたコンセプトメイキングの記事ですが、ぶっちゃけこの方法めちゃくちゃ労力と時間と費用がかかります。こんなんするくらいならコタツで漫画読んでた方がマシという方に朗報。考えずにつくるZINEが実はZINEらしいのです。コンセプトしっかり作ってつくるZINEはそれなりに重い価値観を与えますが、ラフに作るZINEもそれはそれで味がでるのです。なにも考えずに作れるのもZINE。次回は直感型ZUBORA ZINEを紹介します。

bigger mariaにZINEについて聞いてみよう!

2018.3月-4月30日まで TINYの@LINEにて ZINEに関する筆問を承っています!気になることがありましたらご連絡くださいませ。場合によっては記事にもする予定です。

 

出展者のZINEや雑貨を買ってみたい!

出展するのは難しいけど、出展者のZINEや雑貨を買いたい!見てみたい!または出船者とお話ししてみたいという方は是非是非4月29日30日にイベント会場においでくださいませ。今年はなんと2日間!29日30日出展者メンバーも一部変わりますので、GW初日2日間を是非楽しんでください!

【日時】
・開催日程:2018年4月29日(日祝)、4月30日(月祝)
・時間:13:00~18:00(5H)【場所】・渋谷区恵比寿南1-20-9 スペースさくら 地下1階・1階
・山手線・埼京線・新宿ラインJR恵比寿駅より 徒歩 5分【入場料】・高校生以下→¥400 ※学生証をお持ちください・その他高校生を超える→¥500入場時instagram(@tiny_zine)twitter(@tiny_zine) の提示で¥100 OFF
再入場可(手にスタンプを押させていただきます)※当日のみの入場料です。別日は別途料金がかかります。【店内撮影について】
メインディスプレイの写真撮影、大歓迎!
但し、販売者の商品を撮影する場合は販売者に一言ご確認をよろしくお願いします【宣伝にご協力ください!!】
twitter/instagram 等でイベント風景を宣伝していただけると助かります!
ハッシュタグ #tinyzine タグ付けand @tiny_zine をつけて、イベントを盛り上げましょう!!【マナーにご協力ください】
●素敵なイベントにするためにも皆様のご協力ご理解が必要です。
・他の入場者様や参加者に迷惑をかけるご行為はおやめください。
・ゴミは持ち帰りください。
・店内は火気厳禁となっております。火気製品の使用、喫煙はご遠慮ください。
・施設設備及びディスプレイ等の破損はしないでください。●その他注意事項
・施設の破損や汚すことは厳禁です、万が一してしまった場合、賠償をお願いします。
・貴重品、購入品の管理は自己責任でお願いします。破損・盗難に関しまして主催側は責任を一切負いません。

 

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